美味しくて唸る名店紹介シリーズとは・・・
全国各地の美味しいものを食べているワタクシの舌をうならせた店のみを紹介するコーナー。値段が高くて美味しいものは世の中にたくさんありますがリーズナブルな値段で満足させてくれる店はそう多くはありません。
食べた後に喉が渇かないことも選択基準のひとつ。
そういったお店を中心にポツポツ紹介しております。
ハードルは相当上げておりますので絶対にハズレはありません。
自信を持ってオススメします。
先日、友人にお誘いいただき、半田市にある薬膳料理の漂香茶館へ行ってきました。
自宅からは車で1時間ほどあるのですが、上質なライフスタイルを送られている方がオススメされるので迷いなくドライブがてら半田市へ。
漂香茶館のオーナーの西山杏実さんは中国福建省出身で医師免許を取得し産婦人科医として勤務の後、日本に来日、2010年に中国茶の魅力を伝えたいとの思いから自宅で中国茶専門店を開業。
その後、2015年5月に規模を拡大するため店舗を移転して今の場所にオープンされました。
友人はここの常連らしく、奥の個室を予約してくれており、見た瞬間に、この部屋がすごいということがわかりました。
部屋中にエネルギーが充満しており、入っただけで普通ではないことがわかりました。
以前、土屋グループ銀座ショールームを訪れた時に感じたのと同じ感覚。
メニューはランチコースが色々あり、今回は友人オススメの「薬膳 烏骨鶏四物湯スープ定食」を注文。プラス100円で貝柱粥に変更できるとのことで、こちらもオススメのまま貝柱粥に。
他にも薬膳カレーや薬膳健美壺定食など魅力的なメニューが色々あります。
友人はここのメニューは全て制覇したとのこと。
まずは茯茶(フーチャ)が出てきました。
茯茶は「遊牧民の健康の奥義」と呼ばれ、中国北西部の遊牧民が毎日飲んでいる発酵茶。
遊牧民が住む場所は厳しい気候風土のために野菜が育たず、脂肪分の多い牛や羊など肉食中心の食生活を送っています。
しかし 遊牧民たちは肥満など身体や健康の悩みがほとんど見られません。
その理由が彼らが常飲している茯茶にあると言われています。
味はとても飲みやすく、薬草茶にありがちな、苦味などはありません。
茶器もとってもステキで目でも楽しめます。
ほどなく「薬膳 烏骨鶏四物湯スープ定食」が到着。
四物湯スープ、点心3種、蒸し野菜、人参と黒ゴマのきんぴら、貝柱粥、仙草ゼリーのセットになります。
四物湯スープは金針菜、水菜、黒木耳、白きくらげ、クコの実、ブリオの豚肉などが入っており、薄味ながら、未だかつて味わったことのない深い味わい。
点心は肉焼売、ヒスイ餃子、エビ餃子、どれも美味。
蒸し野菜は有機野菜かつ新鮮なのでしょう、甘みがありこれまた旨し。
そして、プラス100円で変更した貝柱粥は激ウマ。
今までで食べた粥の中で一番美味しいかも…。
オーナーにレシピを聞いたら、干し貝柱と鶏のササミをじっくり茹でたスープで炊き上げ、仕上げに少しゴマ油を垂らしているとのこと。
ここと同じにはならないかもしれませんが、今度自宅で作ってみようと思います。
人参のきんぴらも自然な甘さで、これまたウマウマ。
そして、最後のデザートの仙草ゼリーは一見、コーヒーゼリーのような見た目ですが、優しい味わいであんこと相まっていい感じ。
普段は1日2食の生活ですが、友人とランチするときは例外。
ボリュームとしては、男性にとってはやや少なめかもしれませんが、ワタクシにはちょうどいい分量。
デザートも色々ありますので、お腹に余裕があれば頼んでもいいかもしれません。
どれも唸る美味しさで大満足。
食べていると唐辛子などの辛いものがないのに、身体がポカポカして汗が出てきました。
これが薬膳料理の効果なのでしょう。
いやはや、美味しくて身体にいいって最高。
友人が食べていた春雨麺のラーメンもめっちゃ美味しそうだったので、ここは全メニュー制覇するまでリピートします。
店構えを見た瞬間に美味しいだろうということがわかりましたが、その直感は見事当たりました。
元々は中国茶専門店なので店内では様々な種類のお茶を販売しています。
今回飲んだ茯茶がとても美味しく、高血圧に効果があるとのことだったので義理の母のお土産として買って帰りました。
漂香茶館はコストコホールセール 中部空港倉庫店から10分ほどの距離にあるので、今後はコストコへ行く際に立ち寄ろうと思います。
半田市近辺の方はもちろん、名古屋市内の方なら少し足を伸ばしても行く価値はありますので、ぜひ漂香茶館を訪れてみてください!
ほな!おおきに!