今回は、デザイン業界を震撼させる最新の技術についてお伝えします。
それは、Adobe Illustratorの最新バージョン、Adobe Illustrator 2024の驚異的な機能について。
さあ、一緒に未来のデザインの世界を覗いてみましょう!
Adobe Illustrator 2024、その名の通り未来を感じさせる進化
Adobe Illustratorがバージョン28.0にアップデートされました。
その名も「Adobe Illustrator 2024」。
未来の名を冠するだけあって、その内容はまさに未来的。
今回のアップデートで最も注目されているのは、AdobeFireflyを活用した生成AI機能の搭載。
この生成AIを使えば、文字通りの誰でもアーティスト・クリエイターになれます。
簡単なキーワード入力だけで、驚異的なクオリティのベクター画像が生成されます。
生成可能な種類は「被写体」「シーン」「アイコン」「パターン」の4種類。
例えば、「サバンナ」というキーワードを入力するだけで、さまざまなサバンナの風景や動物たちが描かれたベクター画像が生成されます。
【被写体】
【シーン】
【アイコン】
【パターン】
ワタクシの動物占いのキャラクターである「狼」「猿」「虎」を作成してみました。
「狼 ステッカー」というキーワードを入れただけで、このクオリティのベクターデータがわずか十数秒でできてしまいます。
ひとつ作ったものに、作風を寄せることができますので、同じテイストで作成することも可能。
そのほか、娘たちが飼っている「ハムスター」も作ってみました。
そして、色も自由に変更することができます。
プリセットがあるので、それを選べば、瞬時に色合いが変わります。
もちろん、手動でオブジェクトごとに色を変更することも可能。
そして、この生成された画像は、すべてがベクターデータ。
つまり、自由自在に編集が可能。
もう、Illustratorでベジェ曲線などを自分で作って、イラストを描くというスキルは不要になりました。
色の変更やオブジェクトの移動、形の変形など、あなたのクリエイティビティの限界を試すことができます。
クリエイターの未来は?
しかし、このような進化には裏の面もあります。
それは、クリエイターの仕事がAIに取って代わられる可能性が高まること。
今までのスキルや経験が、一瞬でAIによって凌駕される時代が到来してしまいました。
確かに、この技術の進化は驚異的であり、多くの人々にとってはありがたいもの。
しかも、Adobe Fireflyを使っているので商用利用可能。
デザイナーやイラストレーターとしての職を持つ人々にとっては、新たな課題となるでしょう。
まとめ
Adobe Illustrator 2024の新機能は、デザインの未来を大きく変える可能性を秘めています。
しかし、その中でデザイナーやクリエイターがどのように生き残っていくか、新たな価値を提供していくかが問われる時代となりました。
これから、AIに代替されない数少ない分野で生きていくには、何をすればいいか真剣に考える必要があります。
ホワイトカラーの仕事の9割はAIに代替されるという予想があります。
人間に残された仕事は、建設業をはじめとした肉体を使う仕事や、美容師や整体師、調理師、寿司職人などのAIに代替されない技術を持った方、あとは繊細なコミュニケーションを必要とするセラピスト、もしくは、スポーツやキャンプなど、遊びを楽しみながら、情報を発信していくぐらいしか無いような気がしてきました(笑)。
さて、落合陽一氏が「知的ホワイトカラーが没落し、シンギュラリティが来る」と言い放った2025年には、どんな世界になっているでしょうか。
ほな!おおきに!