山崎直子さんの講演会に行ってきた!







山崎直子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙飛行士 山崎直子さんの講演会があるとのことで、
お誘いいただき行ってきました。
存在は知っている方でしたが、どんな方なのか、はたまた宇宙飛行士とは
どんなことをしてるのか、正直あまり知らなかったんです。
でも、宇宙には興味はありますし、
宇宙飛行士の話を直接聴く機会もそうはないので、楽しみにしておりました。
場所はナゴヤキャッスル。

タイトルは
宇宙からのメッセージ
〜夢をつなぐ〜

まず冒頭で質問が。

今まで宇宙に行った人数は何人でしょうか。
1. 100名
2. 500名
3. 1,000名

みなさんはどれだと思いますか。
答えは最後に(^^♪
60億分のこの人数ですから、本当に狭き門ですね。

聴いた内容をざっくりまとめました。

宇宙の語源

四方上下これを宇といい
往古来今これを宙 ということから来ている。

英語で宇宙を意味する単語は色々ありますが、
主なものは下の3つ。
それぞれ微妙にニュアンスが違う。
一番しっくり来るのはCosmos。
化粧品のコスメもここから来ている。

Space
意味
1 空間
2 (地球気圏外の)宇宙
3空所,あき場所,スペース; (新聞・雑誌などの)紙面.

Univers
意味
1 宇宙; 天地万有,万物
2 全人類; (人間の活動の場としての)世界
3 領域,分野

Cosmos
1(秩序と調和の表われとしての)宇宙 (⇔chaos)
2【植物, 植物学】 コスモス

空と宇宙の境界線は100Kmから上空を宇宙と定義。

宇宙飛行士の試験では面白い問題が多かった。
どっちが正解とは言えない問題が結構あった。
一番印象に残っているのは桃太郎と浦島太郎 どちらが好き?
という問題。
家来を連れて敵を倒すリーダーシップを持った桃太郎の方と
竜宮城で遊び呆けて開けてはいけない玉手箱を開けてしまった浦島太郎では
桃太郎の方がいいように思うがそうとも限らない。
短期で目標が決まっているような場合は桃太郎のような戦略家がいいが、
いつになるかわからない目標が遠い場合は浦島太郎のような考えたかもあり。

言われてみれば人間臭いのは浦島太郎ですよね。
世の中に正解はひとつではないと思いました。

NASAに所属していて宇宙へ行くときは何と出張扱い。
上司に出張申請する。

会社員と変わらなくて笑っちゃいました。

スペースシャトルの事故があったため、飛行が延期になり
ロシアで7ヶ月訓練していた。
訓練の内容は非常時の訓練がほとんどで、不時着した際を想定して
三日間サバイバルする訓練をする。
冬山や、海の上、森林の中など相当過酷だった。

華奢な身体でよく耐えられたなぁと感心しました。

その野外リーダーシップ訓練では主に4つのことを訓練する。
まずは自己管理。そしてリーダーシップとフォロアーシップ。
それから状況把握。

どれも重要なことですね。私たちの仕事でも一緒だと思いました。

スペースシャトルの時速は28,000km。
新幹線の100倍で3Gの重力がかかる。
たった8分30秒で宇宙に到着。
無重力になった瞬間は床の埃が一気に漂い、
それが太陽光に反射してキラキラして感動した。
無重力は何だか懐かしい感覚。
体内にいた時を思い出すからかもと。

宇宙での食事は加工食品ばかり。
フリーズドライ製法で最近はかなり美味しくなった。
ただ、毎日加工食品ばかりでは飽きるので自然食品を食べられる研究もしている。
食べられる色々な植物を育てる実験をしている。
夕食はチームワークを育成する意味でもみんなで集まってとる。

寝るときは4畳半で7名寝ていた。
ただし床、壁、天井、すべての面が使えるので27畳に匹敵する。
6ヶ月などの長期の場合は個室がある。

宇宙に居ると足が細くなり、頭がむくむ。
背骨の間があくので背は3センチぐらい伸びる。
筋肉を保つため毎日2時間運動する。

先進国では1日一人300リットル使うが宇宙では1日一人3リットルくらい。
ほとんどは食事や飲み水。おしっこもリサイクルして飲水に。

日の出は45分おき、1日16回。

最後に好きな言葉を発表。
それは「WONDERFULL」
WONDER(未知)+FULL(たくさん)
=すばらしい!

ざっくりですが、そんな話をされました。
宇宙での生活をして地球に帰ってくると、なんて普段の生活がありがたいのかがわかると仰ってました。

宇宙に行くと幸せの本質は身の回りにあると気づかされると。
私自身、娘たち家族と何気ない日常を送れることがどれだけ幸せなことなのか改めて実感しました。

この講演会行ってとっても良かったです。
色々学びになりました!

最初の答え
宇宙に行った人数は500名でした〜。

ほな!