少し前に、引きこもりの小学生ユーチューバー「ゆたぼん」が話題になりました。現地の新聞社が取り上げたことにより、あっという間に情報が広まり、ネットで炎上中。未だに、ちらほらと関連情報を見かけます。賛否両論ありますが、どちらかと言えば否定的な立場の方が多いような気がします。
これは当たり前の話で彼の場合、親の学力や教養のなさがそのまま子どもに伝わってしまった典型的な悪い例といえるでしょう。先日、NewsPicksの配信動画「THE UPDATE」で「令和時代に稼げるスキルとは?」というテーマで討論が繰り広げられていました。その中に「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母である佐藤ママが登壇されていて令和時代に稼げるスキルとして「基礎学力」を挙げておられました。いわゆる小学校卒業までの12歳までに学ぶ学力を指します。
基礎学力がないとそれ以降の発展はないと言い切っておられました。確かに最低限の学力がないと難しい本も読めないし、文章を書くこともできません。またプログラミングをするにしても、算数の考え方は必要になってきます。前述の引きこもり小学生ユーチューバーの少年革命家「ゆたぼん」は佐藤ママが一番必要だと考えている「基礎学力」がごっそり抜け落ちてることになります。
そんな状態で革命家になれるわけもなく、人ごとながら将来の先行きが心配になります。先日の、無差別殺人の犯人のようにならなければいいのですが、このまま成長すると無差別殺人犯に共通する条件の多くに当てはまる大人になりそうな気がしてなりません。
参考資料
統計をまとめた上での無差別殺人に走る人の共通点
1 主に20〜40歳の男性
2 低学歴
3 親しい友人はほとんどいない
4 結婚できないか、しても離婚している
5 自殺願望がある
6 収入は少ないが借金もない・・・物欲もない?
7 社会生活に適応しない
8 粗暴性がある
一方で小学校1年生の息子を家庭内で起業させ事業のイロハを教育しているブルーパドルの佐藤ねじ氏の記事も話題になっています。こちらは「ゆたぼん」とは対照的に賢い親御さんが事業とは一体どういうものなのかを手取り足取り教えています。どうやって稼ぐのか、計画的に借金をしてそれをどう返して黒字にするのかなど、子どもレベルの目線に落としながら、事業とそれにまつわる数字・お金・仕事について語っています。
将来、この二人がどんな人物になるのかは、ある程度見えるような気がします。この二人のケースを見て、改めて親としての責任を感じました。自分自身が常に勉強して学び続けることはもちろん、子どもに対して、きちんと教育して正しい方向へ導いていかなければなりません。特にこれからの時代は産業革命以来の大変革期がやってきますので、柔軟に対応する必要があります。
自分の子どもには「勉強しろ!」とは言ったことはありませんが、勉強の楽しさや重要性は伝えているつもり。その上で、将来AIやロボットに代替されないスキルで自分の好きなことをするようになればいいと考えています。長女は絶対音感があり、リズム感が良くてダンスが大好きなのでこれらを活かした仕事を、次女は手先が器用で美意識が高く、すでにトリマー(ペットの美容師)になることを宣言しています。
今話題の上述の小学生二人、そして小学生の我が娘たちが10年後、どんな大人になっているのか果たしてその結果は…。
ほな!おおきに!