2024年12月14日から2025年3月2日まで、長野県志賀高原のスキー場に隣接するホテル「志賀スイスイン」で約3ヶ月間、長期滞在をすることになりました。
なぜこのようなことになったのか、そしてその背景にどんなドラマがあったのか、今回はそのエピソードを詳しくご紹介します。
朝活仲間が紡いだ不思議な縁
今から遡ること約14年前、ワタクシは「iPhone朝食会」という朝活イベントを主催していました。当時、朝活仲間で日経新聞を読む朝食会を主催されていた東尚美さんが今回の物語の重要な人物になります。
朝活ブームがあり、名古屋朝活四天王として、日経ビジネスアソシエに掲載されたりもしました。
東さんは数年前に独立し、パソコン1台でどこでも働ける環境を整え、夏は涼しい東北や高地で、冬は沖縄や海外のリゾート地で過ごすノマド的ライフスタイルを実践されていました。
そんな東さんが夏場、涼を求めて志賀高原に滞在していた際、ホテルオーナーである児玉さんに見初められ、結婚したという話を聞いたのが、約2年前のこと。
「人生ってこんなこともあるんだ!」と驚いたのを覚えています。
キッチンカーで社会問題を解決
2024年初頭、東さんから志賀高原のインバウンド観光客が増える一方で、食事の供給が追いつかず、社会問題になっていると相談を受けました。
この地域は国立公園内で新規店舗の建設が難しく、ホテル内の飲食スペースの拡大も簡単ではなく、状況改善が容易ではないとのこと。
そこで、ワタクシは当時ビジネスパートナーとして活動していたキッチンカーのスペシャリスト・辻村さんとこの課題を共有し、解決できないか相談しました。
「キッチンカーなら解決策になり得るのでは」ということになり、ホテルオーナーの児玉さんとパートナーの東さんを交えてZoomでの打ち合わせを行いました。
その後、現地を訪れ、児玉さんに志賀高原観光協会や地元キーパーソンの方々を繋いでいただき、キッチンカーの事業説明を実施。
さらに秋にはクラフトフェアと連動してキッチンカーフェアを約3週間開催、実証的な出店を行い、ホテルオーナーの方々に見てもらうことができました。
そして、その成果が認められ、観光協会主導のもと、12月から本格的に事業を開始する運びとなりました。
このキッチンカー事業は、下記のような五方よしのビジネスモデルになります。
・食事をするところがなく困っていたインバウンドの海外のお客様が喜ぶ
・食事が提供できず困っていたホテル関係者が喜ぶ
・インバウンドの誘致の足かせとなっていた問題を解決できて観光協会が喜ぶ
・冬場はイベントが少なく、収入が減って困っているキッチンカー事業者が喜ぶ
・この仕組みを作ったワタクシ、ビジネスパートナーの辻村さん、志賀スイスインの児玉夫妻に手数料収入が入り喜ぶ
今後、海外からのインバウンド客は増え続けることが予想されており、さらに他にも事業展開を見込んでいます。
この事業は、自分でも驚くような大きなビジネスに発展する予感がしています。
志賀高原での長期滞在を決断した理由
ワタクシが志賀高原に3ヶ月間滞在することになった背景には、いくつかの転機がありました。
まず2024年8月、ワタクシは以前から自分で時間と場所をコントロールできるビジネスをしたいと考えており、興味を持っていた生成AIのオンライン講座を構築しようと決めました。
この決断をした直後の9月にコンサルティングの取引先2社との契約が終了するという出来事が起こります。
そのうちの1社は名古屋で対面コンサルティングを行っており、収入のボリュームも大きな取引先でした。
収入面では一時的にピンチを迎えましたが、「これは退路を断って、新しい挑戦に集中しろというタイミングなのかもしれない」とポジティブに捉えました。
一方、志賀高原でのキッチンカー事業が始動する中で、辻村さんから「滞在中、キッチンカーの管理に加えて、志賀スイスイン内で、夜食やアルコールの提供、夜行バスで到着したお客様への朝食を提供する飲食事業にも一緒に取り組みませんか」と誘いを受けました。
家族がいるワタクシにとって、この申し出は大きな決断を伴うものでしたが、妻と娘たちの理解を得て約3ヶ月間の長期滞在を決めました。
振り返れば、8月の生成AIのオンライン講座構築の決断とコンサル契約終了がなければ、こうした長期滞在を簡単に受け入れることはできなかったかもしれません。
今、振り返ると「すべての出来事は意味がある」そして、「すべてこれが良い!」と実感する出来事でした。
志賀高原での新たな挑戦と日々
滞在中は、キッチンカー事業の運営サポートやSNSをはじめとした販促活動を行っていきます。
晴れた日には志賀高原の素晴らしいパウダースノーでスキーを満喫したり、ドローンで撮影をして、志賀高原の魅力を伝えることにも挑戦します。
ちなみに、スキーは小学校の頃に宮城県の仙台、中学校の頃に北海道の札幌に住んでいて、高校のときはスキー部だったので、そこそこ滑れます。
また、インバウンド観光客が多いので、英会話の練習をする良い機会になるとも感じています。
ホテルでの長期滞在は2001年に当時勤めていた会社の研修差遣でフランスのパリに約2ヶ月間滞在して以来になります。
久しぶりの一人暮らしで洗濯などの家事を自分でこなさなければならず、妻への感謝を改めて感じる日々になりそうです。
今回の事業は、初めてのチャレンジなので、色々と課題や問題は出てくると思いますが、ビジネスパートナーである辻村さん、そしてホテルオーナーの児玉夫妻と協力してそれを乗り越えていけると考えています。
52歳にして、このような新しいことにチャレンジできる環境に感謝しています。
この年になってバーテンダーをするとは思っていなかったし、ワーケーションができるとも思っていませんでした笑
倫理法人会の実践がもたらしたミラクル
今回の滞在を実現した背景には、倫理法人会で学んだ日々の実践の効果があります。
毎日、靴を揃え、トイレを掃除をし、短歌を一首作り、夜寝る前にジャーナルを書くというのを継続、日常の小さな行動を積み重ねてきた結果、自分の行動が未来に影響を与えることを実感しました。
靴揃えは取り組み始めてから1年ぐらいは、ワタシ以外は全く揃わず、バラバラでしたが、次第に何も言わなくても、家族4人の靴が揃うようになりました。
時間はかかりましたが、ひたすら実践すれば、必ず状況は良い方向へ変わるということを体得しました。
倫理法人会での学びは幸せの一番の近道になりますので、まだ体験していない方は、モーニングセミナーへ参加してみてください。
志賀高原でお待ちしております
スキーやスノーボード、トレッキングなどのウィンタースポーツを楽しむ方にとって、パウダースノーが楽しめる志賀高原は最高の場所になります。
「志賀スイスイン」では心温まるおもてなしと、ニセコに匹敵するパウダースノーを堪能できます。
今後も、この冬、新たな挑戦を通じて得られた気づきや経験をまたブログで紹介していきますので、お楽しみに!
ほな!おおきに!