いよいよバレンタインデー。最近は義理チョコを送る人は少なくなり、自分にご褒美でプレゼントするか、本命にあげるかのどちらかになっているとのこと。
何年か前に某パティスリーが「義理チョコをやめよう」と広告を出したぐらいから世の中の流れが変わってきました。ワタクシも入社当時の若かりし頃は職場に女性が多かったこともあり、大きなキャリーバッグ2袋にチョコレートをいっぱいもらった時もありました。
当時は甘いものには興味がなく、ほとんど賞味期限を切らせて捨てていましたが、ホワイトデーのお返しはしなくてはならず、倍返しが基本だったので3万円近くの出費だったことを覚えています。
ありがたいことに?今では義理チョコはほとんど貰うことがなくなりました。お返しが必要な義理チョコは正直要りません。でも、最近の美味しいチョコレートはちょっと食べてみたいという思いはあり、今年はエス・コヤマのチョコレートを買ってみました。
購入したのはDNA KYOTOという8個入りのチョコレート。高価なだけあって、箱のデザインの装丁が素晴らしい。
外のパッケージを外すと黒尽くめの箱が出てきます。蓋はマグネットが付いており食べたあとは小物入れとして十分使えます。
蓋を開けると説明書と仕切板があり、まだチョコレートは見えません。
仕切り板を開けるとやっとチョコレートがお目見え。並んでいるチョコはまるで宝石のよう。綺麗で見ているだけで惚れ惚れします。
(透明のプラスチックがかかっていますが撮影のため撮りました)
8種類の内訳は
桜の葉 & フランボワーズ
桜の葉×フランボワーズの斬新な風味艶やかに薫る新しいアプローチのショコラ・ジャポネ
一休
大徳寺納豆のあしらいにも “とんち”を効かせた日本のキャラメル・ブール・サレ
ふきのとう
未体験の野性的な芳香と 苦味に、生命力あふれる 日本の春を感じて
酒粕(一年熟成)
1年の奇跡をショコラに閉じ込めて
酸味が繋ぐ発酵・熟成のエネルギー
金胡麻のプラリネ
黄金に輝く小さな一粒 金胡麻が香り立つ日本のプラリネ
玉露
旨味の余韻は果てしなく五感に響く深い味わい
抹茶 & バッションのプラリネ
抹茶の苦み × パッションの酸味 × ショコラオレの甘み その見事な調和の鍵はヘーゼルナッツの旨み
こがし醤油
醤油が焼けるこうばしい香りに誘われて カカオ+醤油・魅惑の「重ね味」
こがし醤油、一休をいただきましたが、今まで食べたことのない深い味わい。いやはや、有名パティスリーの高級チョコレートは確かに美味しい。一粒約400円はちょっと高いと思いますが、お寿司一貫と同じ値段と考えれば、これだけ手が込んでいるならお値打ちとも思えます。
日本の “今” を表現し尽くしたショコラ 五味五感で体験するショコラ・ガストロノミー
京都に生まれ、和の文化の中で育ち、そしてカカオをより深く追求し続ける中で辿り着いた表現。「今、世界が求める日本」が詰まった“DNA KYOTO”。今や、抹茶や柚子をはじめとする日本の素材はすでにパリやロンドン、ニューヨークなどでも一般の消費者まで知れ渡るようになりました。そんな中、私は2011年からパリ、2013年からはアメリカ、ロンドンのコンクールへ出品するようになり、まだまだ海外の方々は自分たちの知らない“日本”を求めていることがより強く感じられるようになりました。そんな海外の方にとって“知られざる日本の素材”の魅力を、今、私が持つ技術、アイデアを結集して生まれた作品の集合体がこの新しいDNA京都です。パリ、アメリカ、ロンドンのコンクール受賞作品が満載。私のチョコレート歴の中で、今、最も皆さまに紹介したい日本の素材たちです。日本の皆さまにとっても知られざる魅力を、ひと粒ひと粒のショコラを通して感じてください。
本日はバレンタインデー当日、すでに人気の商品は完売しているものもありますが、まだまだ残っているものもあると思います。まだ、美味しいチョコレートを食べていない方は男女問わず、ぜひ各百貨店のバレンタインコーナーへ足を運んでみてください。次は一年後ですから…。
ほな!おおきに!