先日、3泊4日で台北旅行へ行ってきました。メインイベントのひとつが九份観光。千と千尋の神隠しの舞台になったと言われている観光スポットで、世界中から大勢の人がやってきます。
台北市内から九份まで行く方法は電車とバス、電車とタクシー、直通バス、オプショナルツアーとありますが、後に書いたものほど価格が高くなります。電車とバスなら往復500円ほど、オプショナルツアーだと6,500〜7,000円ぐらいします。家族4人ならその差は4倍になりますし、電車なら時間も自由なので、電車とバスもしくは電車とタクシーをおすすめします。
台北市内の乗車駅は台北駅、松山駅、南港駅から乗ることができます。今回は市内中心部で食事をしたので松山駅から乗車し、帰りはホテルのある南港駅で下車しました。
九份の鉄道最寄駅である端芳(ルイファン)までは36元(約130円)、端芳から九份老街までバスは一人15元(約50円)、タクシーは205元(約700円)ぐらい。タクシー料金はメーター制ではなく固定料金となっています。山道ではありますが、乗っている時間は15分ほどなのでバスでも全然大丈夫。
端芳のバス停は鉄道の駅から200mほど離れた場所にあります。端芳駅の改札を出ると左手にタクシー乗り場があるので、そこを超えて左へ曲がり道路をそのまま真っ直ぐ行くと信号機のすぐ近くに九份行きのバス停があります。1本道なのでおそらく迷うことはないはず。
バスは788(毎日)827(毎日)856(毎日)1062(毎日)825(土日祝)F802(平日8時半、10時半、15時半のみ)などが九份老街に停車します。行きは乗るときではなく降りるときにICカードを通します。なぜか帰りは乗るときに通すように促されました。
山道を15分ほど上がると九份老街というバス停に到着します。ほぼ全員が降りるので間違えることはないと思います。
帰りのバス停はここからカーブを曲がって少し上がったところ、セブンイレブンのコンビニの少し上にあります。
写真などで見る九份の有名な街並みまでは細い通りを10分ほど歩かなくてはなりません。ラッシュアワーのような人混みで両サイドに店舗があるため、すれ違うのもかなりたいへん。スリも多いとのことなのでリュックなどは気をつける必要があります。
今回は九份で一番有名で湯婆婆の油屋のモデルになったと言われている「阿妹茶楼(アーメイチャーロウ)」というお茶屋で休憩することにしました。15時前に訪れたところ、タイミングよく窓際の席が空いていて待つことなく入れました。子どもたちの体力と精神力が限界だったので助かりました。
ここでは本格的な台湾茶を楽しむことができます。急須に茶葉を入れ、お湯を注いだらすぐに捨てます。2回目は注いで20秒待って器に注ぎます。この一番茶は香りが素晴らしいとともに味もめちゃウマ。3回目は30秒、4回目は40秒待って器に注ぐようにとのこと。後になるほど苦味が強くなり、予想していたのと逆の結果になりました。一番茶が一番飲みやすく美味しいということがわかりました。
お茶を頼むと一緒に茶菓子が出てきます。きな粉黒糖わらび餅、胡麻せんべい、落雁風饅頭、梅の干したものの4種類。わらび餅は美味しく食べやすい一方、梅の干したものは独特な味わいでワタクシ以外は誰も食べず。周りを見てもみなさん残していたので日本人の味覚には合わないのだと思います。
料金は一人300元(約千円)となかなかのお値段ですが、場所代と思えば適正な価格でしょう。お茶も一回の茶葉で3回飲めて、それが3〜4回分あるので、お腹がタポタポになるまで楽しめます(笑)窓からは九份の森と海が見える最高のロケーション。また向かい側から撮影するとポストカードでよく見る風景になります。今回はちょうど窓際中央の席に座れたので娘たちに顔を出してもらい撮影できて大満足。
ワタクシ的には日没まで滞在して提灯に灯りがついた風景を見たかったのですが娘たちが早く帰りたいというので、早めに退散することに。17時過ぎのバスに乗り、17:47の快速電車でホテルのある南港駅へ戻りました。各駅停車の電車だと50分かかりますが、快速電車だと30分弱で到着するので、相当時間短縮になります。九份へ電車で行く場合は事前に快速電車の時間を調べてタイミングを合わせて乗ることをおすすめします。
帰りの電車は旦那さんが外国人で奥様が日本人の家族と席が隣になり、一緒にワチャワチャ遊んでたので、さらに時間があっという間に過ぎました。ハーフの女の子は髪の毛がクルクル、目は大きくクリクリで超可愛かった。どうやってもハーフには勝てません(笑)
九份観光はポイントだけ見るのであれば4時間もあれば行けますが、ゆっくり楽しみたいなら6〜7時間ぐらいは必要。昼食を市内で済ませてから九份へ行き、日没まで滞在して帰ってくるのが一番いいと思います。ただし日没後になると帰りの観光客でごった返しますので、バスやタクシーに乗るのに相当待たなければならないとのこと。子どもがいる場合は夜の風景を諦めて早めに帰るのもいいかもしれません。
千と千尋の神隠しの舞台となった九份を見ることができ人生の目標をまた一つ達成できました。ジブリマニアとしては次は魔女の宅急便の舞台になったと言われているドゥブロヴニクへ行ってみようと計画中。果たしていつ行けるかなぁ。
ほな!おおきに!