空の塾でセルフディフェンス(護身術)について教えてもらった!一番の護身術は○○!







毎晩21時から美崎栄一郎さんが主催する空の塾がZoomのオンラインサロンで開催されています。年明けまではほぼ毎日参加していましたが最近はクラブハウスやら自分ごとで新しいことを始めたため、そちらに時間が取られており、週に1,2回の参加に留まっています。

先日、日本に有事があったときに守ってくれる職業に就かれているN氏がセルフディフェンスについてお話してくれました。本職だけでも十分訓練されていると思いますが勉強熱心で様々な柔術、武術、特殊部隊隊員の技術などを学んで日々鍛錬されています。今回、講習していただいた内容は本業で学んだことではなく全てプライベートで講習に参加して学ばれたとのこと。なので一般の方でも講習を受講すれば学ぶことができます。

セルフディフェンスといえばまず思い浮かぶのは護身術ではないでじいうか。しかしながら襲撃者に護身技を使うのは最後の手段であり、自分を獲物としてロックオンしている襲撃者を技で退けるのはそう簡単ではありません。

こういうのは日頃から訓練していない限りまず無理…。

 

まずは襲撃される前に兆候を発見し回避することが重要になります。ポイントとなるのはベースラインをしっかりと把握しておくこと。普段、通っている道や建物の状況、歩いている人の動きなどをしっかり記憶してベースラインを乱すような歪んだ波紋が出ていたらそれをキャッチして対処しなければなりません

常にベースラインの感度を上げてアンテナを立てておくことが大切になります。ワタクシ自身、おかげさまで小さい頃からカツアゲやひったくり、窃盗などに一度も遭遇したことがありません。それはベースラインの感度を上げているからだということがN氏の話を聴いてわかりました。

例えば電車や道路で少しでも違和感を感じるような人がいたらすぐに移動したり距離を取ったりしていました。無意識の時もあれば意識的に行う時もあります。ファストフードのチェーンへ行かなくなった一つの理由がベースラインを乱すような変な人が多いから。店員に怒鳴ったり、わけのわからないクレームをつける人に何度か遭遇してから、ここに居てはいけないと思うようになり行くことはなくなりました。

そして、変質者や襲撃者に対処するにはマインドセットを行うことが必要になります。簡単に言えば信号のように平時は青、注意は黄色、危険は赤というようにマインドをコントロールします。人間、青から赤には急に飛べません。青→黄→赤の順でないと対応できないため、普段から感度を上げてマインドを切り替える訓練が必要になります。登壇されたN氏は4段階のマインドセットを持っており青→黄→オレンジ→赤で切り替えておられます。

 

そして変な人に襲われたり、絡まれた場合、一番最良の方法は「逃げること」。戦うのはよほど訓練されていない限り無謀な対処方法になります。逃げる場合は少しずつ距離を取り、相手の間合いから外れたタイミングを見計らって全速力で走ること

どうしても逃げられそうにない場合は何を守るのか覚悟を決めて対処することが大切になります。全部を守ろうとすると結局命を落とすようなことになります。N氏は自分の命を守るためには左腕と小指は無くなってもいい覚悟で戦うと仰っていました。

また妻や子どもや恋人がいる時に襲われた場合は誰を守るのかを決め、それ以外は捨てることがポイントになります。子どもを守るためには自分の命や肉体を捨てる覚悟が必要になるとのこと。言われてみればその通りのような気がしますが、そこまでの覚悟を持っていなかったので、すごくためになりました。そういう状況にならないことを願ってはいますが…。

今回は護身技や武器については時間が足りないためパスされ、「己を知る」ということで実技で立ち方を整える体操を教えてもらいました。まず足の親指と人差し指をそれぞれの足の中央に持ってきてまっすぐにします。足の幅は肩幅よりやや狭いぐらいになります。

そして足の指を上に反り親指と小指の付け根、かかとの3点で立ちます。それからゆっくりと指を下ろします。これが重心が真ん中になる正しい立ち方になります。

 

次に手を頭の後ろで組み、そのまま上へ伸ばします。できる限り上、後方へ伸ばしたら身体の横に下ろします。身体の横のラインより少し後ろに手の位置があるのが正しいポジションになります。

体感を鍛えるトレーニングとして靴下を履いてフローリングなど滑りやすい床の上で足を広げた状態から閉じる動作が効果的とのこと。かなりキツイですが毎日やればかなり体感が鍛えられそう。普段下半身を鍛えてない人はこの動きを繰り返すことはまず出来ません。ぜひ一度お試しください。

 

まずはこの基本姿勢を保っておけば体感が上がり、踏み出す一歩が俊敏になります。通り魔はよく「誰でも良かった」と言いますが決して誰でもいいという訳ではなく弱そうな獲物を狙って襲います。弱く見えないためにも胸を張った正しい立ち方、歩き方を身に付けることが大切。

そのほか、体感を上げる様々なストレッチを教えていただきました。手を「前に習え」の状態から後ろに振るエクササイズをされていましたが半年続けたら両腕の肘が後ろでぶつかるようになったとのこと。手のひらは下に向けて前から後ろに勢いよく振ります。ワタクシもやってみましたが全く肘がつきそうな気配はありません。ただし、半年続けたらつくようになったというのを実際にこの目で見たので今日から毎日続けてみます。夏頃には両肘がついてるかもしれません。その時は報告します(笑)

 

なお、これらのエクササイズはどれもゴルフのスイングに効きそうなものばかり。頭をできるだけ動かさないなど、スイングのときに気をつけているようなことがたくさんありました。これらを毎日トレーニングしたら相当スイングが安定するはず。まさに瓢箪から駒、いいことを教えてもらいました。

身体を整えると同時に精神を整えることも大切。一番効果的なのは瞑想なので、毎日20分ぐらい瞑想の時間を取ることをオススメします。ワタクシはYoutubeで音楽を聴きながら瞑想しています。オススメの動画はこちら。

最後にN氏が師匠と仰ぐ伊藤祐靖氏の記事が雑誌ターザン最新号(No.805)のP84.P85に載っているとのことを教えてもらったのでAmazonで購入しようとしたらKinldeUnlimitedで無料で読めました。ラッキー!

まとめ

・護身技は常に訓練していないと実際に使うのは難しい

・ベースラインの感度を上げ、波紋の乱れをキャッチし違和感を感じたらマインドセットを変える

・不運にも襲われる場面に遭遇したら、少しずつ間合い(距離)を取り、全速力で逃げる!

・その時にサッと逃げられるように日頃から体感を上げるトレーニングをしておく

 

今回の講習は非日常なことではありますが知っておくと役に立つことがたくさんあり有料級の価値がありました。あまりにもいい内容だったのでブログで紹介させていただきました。Nさん、素晴らしい講習、ありがとうございました!

ほな!おおきに!