先日、この春にオープンしたばかりの大阪中之島美術館を訪れました。
1990年に準備室が設置されてから30年もの年月が過ぎ、ようやく開館しました。
名古屋からは近鉄特急ひのとりで移動。
朝7時に名古屋駅を出発して9時30分に中之島美術館に到着。
当日は、雲ひとつないキレイな青空。
以前オンラインで知り合ったHさんとプロフィール写真の撮影がてら開館記念特別展「モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─」を一緒に鑑賞することにしました。
会場は4階、5階なので長いエスカレーターで登ります。
この日は一番乗りで入場しました。
みどころ
1. 世界初公開の肖像画を含め、国内外のモディリアーニ作品約40点が集結。
35歳で夭折したモディリアーニの作品は、それほど多くありません。
本展では、フランス、イギリス、ベルギー、デンマーク、スイス、アメリカなどから選りすぐりを集め、さらに国内美術館等が所蔵する油彩画や水彩、素描が一堂に会します。
なかでも、スウェーデン生まれの伝説的ハリウッド女優、グレタ・ガルボが生涯にわたって愛蔵した《少女の肖像》は世界初公開となります。
2. 大阪中之島美術館所蔵の裸婦像と同じモデルを描いた作品が来日、大阪で初めての再会。
大阪中之島美術館の約6000点のコレクションを代表する《髪をほどいた横たわる裸婦》。
本展では、この作品のモデルと同一の女性を描いたアントワープ王立美術館(ベルギー)所蔵の《座る裸婦》が来日、大阪で初めての競演が叶います。
3.モディリアーニとともに活躍した芸術家の作品を集め、大阪・中之島に「エコール・ド・パリ」の空間を再現。
20世紀前期のパリで活動したモディリアーニは「エコール・ド・パリ」の一員として、ピカソやシャガール、藤田嗣治などと同世代です。
そうした仲間たちの作品も多数紹介、彼らの交流をご紹介します。
パリに吹いた新しい風とともに、モディリアーニ芸術が成立する軌跡をたどります。
概要
イタリア出身のアメデオ・モディリアーニ(1884 – 1920)はフランスに渡り、エコール・ド・パリの一員としてピカソや藤田嗣治などと共に活躍。
祖国で学んだ堅実な絵画技法をもとに、芸術の都パリで個性的な作風を確立し、生涯に多くの肖像画を描きました。
モディリアーニによる人物像はアーモンド型の眼や細長い首をもち、内面的な本質を鋭く捉えます。
わずか35歳で命尽きるまで精力的に描いた作品群は、世界中で今なお愛好されています。
本展では、国内外で所蔵されるモディリアーニ作品を中心に、同時代のパリを拠点に繰り広げられた新しい動向や多様な芸術の土壌を示し、モディリアーニ芸術が成立する軌跡をたどります。
モディリアーニと20世紀前期のパリで開花した芸術は、新時代の幕開けを迎える躍動感に満ちています。
その豊かな醍醐味を、新たな船出を迎えた大阪中之島美術館でお楽しみください。
モディリアーニの作品40点のほか、藤田嗣治、シャガール、ルノアール、ピカソ、キスリングなど有名作家の作品もたくさんあり、ボリュームたっぷり。
そこそこのペースで見ても1時間以上かかりました。
なお、撮影OKだったのはこれらの絵、2点のみ。あと数枚、撮影させてくれてもいいのになぁ…。
館内には大阪出身の現代美術家・ヤノベケンジさんの作品《ジャイアント・トらやん》が展示されています。
この巨大化したトらやん人形の作品は、4階の階段横に設置されています。
近くで見るとかなりの迫力。
外には宇宙服?を着たニャンコがおりました。
鑑賞後は、美術館の周りで写真撮影しました。
ガラスに緑の木々が反射し、軒があり直射日光が当たらないので、とてもいい雰囲気の写真が撮れました。
いつでも白い服しか着ないらしく、この日も全身ホワイト。
差し色のグリーンの靴がこれまたオシャレ。
ちなみに自宅のインテリアもほぼホワイト一色とのこと。
ここで撮影したら、男性は男前に、女性は美しく撮れる自信があります(笑)。
次回の展覧会は「岡本太郎」。これは絶対に見逃せません。
というわけで次回は7月後半から8月中旬ぐらいに訪れたいと思います。
開館記念特別展「モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─」
会期
2022年4月9日(土)– 7月18日(月・祝)
*月曜日休館(5/2、7/18 を除く)開催時間
10:00 – 17:00(入場は16:30まで)会場
大阪中之島美術館 5階展示室
観覧料
一般 税込1800円(1600円)
高大生 税込1500円(1300円)
小中生 税込500円(300円)
カッコ内は20名以上の団体料金。お問い合わせ
大阪市総合コールセンター(なにわコール)
06-4301-7285
受付時間 8:00 – 21:00(年中無休)
ほな!おおきに!