アドルフに告ぐを読んで







先日、常滑の陶器市へ行ったらたまたま古本のマーケットがあり、そこで手塚治虫の“アドルフに告ぐ”を見つけて即買いしました。以前からタイトルは知っていたのですがなぜか読む機会がなく月日が流れておりました。

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購入してから調べたのですが、この作品は今何かと話題をさらっている週刊文春で1983年1月6日から1985年5月30日まで連載され単行本化されたとのこと。今の文春では考えられませんが当時は硬派な雑誌だったのかもしれません。

アドルフに告ぐ概要

第二次世界大戦前後のドイツにおけるナチス興亡の時代を背景に、「アドルフ」というファーストネームを持つ3人の男達(アドルフ・ヒットラー、アドルフ・カウフマン、アドルフ・カミルの3人)を主軸とし「ヒトラーがユダヤ人の血を引く」という機密文書を巡って、2人のアドルフ少年の友情が巨大な歴史の流れに翻弄されていく様と様々な人物の数奇な人生を描く。

wikipediaより

冒頭から引き込まれ、一気に4巻読みました。1巻それぞれかなり分厚く時間がかかりましたが久しぶりに読みたい衝動を抑えられず一気に読みました。伏線の張り方も絶妙で手塚治虫は天才だと改めて感じさせられる一作でした。

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そして戦争は絶対に起こしてはいけないということも改めて思いました。本当に戦争は悲惨で多くの人の人生を狂わせます。どんなことがあっても戦争をしてはなりませんし人種差別や宗教差別もしてはなりません。私を含め戦争を知らない世代が多くなってきましたが多くの人にこの本を読んでもらって戦争の恐ろしさを知って欲しいと思います。

フィクションではありますが、実話に基づいているためリアリティがあり誰にもオススメできる作品。[まとめ買い] のKidle版も出てますし、時間のあるときにぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

ほな!