書評「amazon 世界最先端の戦略がわかる」成毛眞著

ずっと読みたかった元マイクロソフト社長の成毛眞氏の著書「amazon」、先日やっと読了しました。成毛眞氏のFacebookをフォローしていますが、どの投稿も有益な情報が多く、オススメされた商品はハズレがありません。成毛眞氏のオススメ商品をキューレーションしたサイトがあったら人気になりそうな気がします。

さて、ワタクシ自身もアマゾンの大ファンでもちろんプレミアム会員には入会していますし、毎月かなりの商品をアマゾンで購入しています。そのアマゾンの詳細が知れるとのことで楽しみにして読み始めました。

 

冒頭は「アマゾンがなかったら生活できないかも」という見出しから始まります。アマゾンがサービスを提供している先進国では、もはやアマゾンなしでは生活はできないほどにアマゾンエフェクトは進行しています。たとえ、アマゾンでモノを買わなくても知らない間にアマゾンのサービスを受けています(後述のAWSなど)。

この章だけでも、めちゃくちゃ面白く、アマゾンは何が凄いのがよくわかりました。株式時価総額はアップルについで2番目ですが、そのうち1位に躍り出そうな気がします。もう、アマゾンは世界経済を左右する力を持ち始めていることが、よくわかりました。

「amazon 世界最先端の戦略がわかる」は下記の大題目で構成されています。

第1章 「品揃えが大量で、安い」を実現する仕組みとは

第2章 キャッシュがあるから失敗できる

第3章 アマゾンで1番利益をあげているAWS

第4章 アマゾンの「プライム会員」とは何なのか

第5章 アマゾンからM&Aを知る

第6章 巨大な倉庫と配送力で物流を制す

第7章 プラットフォームの主になるには

第8章 アマゾンを底ざさえするのがテクノロジー

第9章 アマゾンという組織

 

意外と知られてないのですが、アマゾンの儲けの柱は物販ではなくAWSというクラウドサービス。ほとんどの利益をAWSがあげており、ここであげた利益を未来に向けて投資して、どんどん成長しています。時々、「オレ、日本に税金払ってないアマゾン嫌いだから使ってないんだよね〜」と言う人がいますが、それは単にアマゾンのサイトでモノを買わないというだけで、日本にいる限り間違いなくAWSのお世話になっています。こう言った発言は「私は情報リテラシー低いです」と言ってるのと同じなのでやめた方が賢明。

タイトルにあるようにアマゾンの戦略は世界最先端の技術が集まっています。日本の小売・流通業で勝てるところはありません。もし、物販をするならアマゾンをいかに利用してモノを売るかを考えるべき時代に突入しています。

アマゾンCEOのジェフベソスはお客様がいかに喜ぶかということを一番に考えて様々なサービスを提供しています。そのひとつがプライム会員で、特に日本は会費が他の国と比べて相当リーズナブルな価格設定になっており、利用しない理由が見当たりません。

アマゾンでモノを買わない、音楽も聴かない、映画も観ない、本も読まない、写真も撮らない(バックアップしない)という人は会員になる必要はありませんが、そういう人は低所得者層の一部の人だけでしょう。普通に生活していたら月額325円のプライム会員はメリットしかありません。もし、まだプライム会員になってない方は、ぜひこの本をアマゾンで買って読んでみて、その凄さを知った上でプライム会員に入会してみてください。

小売・流通業に勤めている方はもちろん、モノに携わっている方は必読の一冊。

ほな!おおきに!