文学作品の入口として…漫画評「必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」ドリヤス工場著







日経ビジネスの本紹介のコーナーに載っていた「文豪春秋」。名だたる文豪の波乱万丈の人生を漫画で描いた作品。又吉直樹氏が面白かったと絶賛しているとのことでAmazonで検索してみたら色々シリーズものがあることがわかりました。

その中の「必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」がKindle unlimitedで無料だったので早速ダウンロードして読んでみました。

漫画の作風は水木しげる氏そっくりで少々おどろおどろしい感じ。有名な文学作品を手軽に知るにはいい手段だと思いますが超絶端折ってるので本質を知るにはやはり原作を読む必要があります。

読んだことのある作品、知ってるけど読んだことがない作品、全く知らない作品がありましたがどれもそれなりに楽しめました。漫画ではありますが文学作品を元にしているので文字がやたら多いものもありますのでやや読みにくいかもしれません。

葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」という作品はかなり衝撃的な内容でホラーの要素も含みつつ相当なインパクトがありました。こちらはKindleで0円だったので早速原作を読むことにしました。いやはや便利な時代になりました。

この「必修すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」で作品を知った気になるのは危ういですが読んだことのない名作に興味を持って原作を読むきっかけを作るにはいいのではないでしょうか。これ以外に「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」が出版されておりレビューを見るとこちらの方がよさげ。ただし、Kindle unlimitedにはなっていないので有料になります。無料になったら読んでみたい…。

教養として有名な文学作品を知るきっかけとしてぜひこの一連のシリーズを読んでみてください。人間としての幅が広がることは間違いありません!

 

ほな!おおきに!