映画評「エクスマキナ」







Amazonプライムビデオをザッピングしていたら見つけたSF映画「エクスマキナ」。タイトルはラテン語で「機械仕掛けの神」を意味します。AIがどこまで人間に迫れるのかを問いかけた、ありがちなSF設定ではあるものの、風景が美しいこと、主人公エヴァの容姿が他作品のアンドロイドとはディテールも含めて素晴らしい出来栄えで最後までハラハラドキドキ楽しめました。登場人物は驚くほど少ないものの飽きることなくエンディングまであっという間。

 

おそらく近い将来、こういった問題は実際に起こると思われます。向かいにいる女性が果たして人間なのか?アンドロイドなのか?見分けることができない時代がやってくることでしょう。SF映画の中でも特に近未来設定の作品が好きな筆者にとってはど真ん中ストライクの作品。

エヴァ役のアリシア・ヴィキャンデルが最高に可愛らしく、この映画を観て軽く惚れてしまいました。彼女が出演している『ジェイソン・ボーン』『リリーのすべて』『コードネームU.N.C.L.E.』『トゥームレイダー』などを近いうちに鑑賞するつもり。

Amazonプライム会員の方はもちろん、会員でない方も鑑賞してみてはいかがでしょうか。面白くて途中で止めるのが困難なので時間がある時に見始めることをオススメいたします。

内容紹介

本年度アカデミー賞 視覚効果賞受賞。全てがアップデートされた最新のSFスリラー。心理戦に勝つのは、人間か、人工知能か―。

(1)並みいる大作を抑え、第88回アカデミー賞 視覚効果賞受賞!
世界の映画ファンの記憶に鮮烈に焼きついた注目の1本! 脚本賞と合わせ2部門にノミネートされ、そして、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『オデッセイ』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『レヴェナント:蘇えりし者』といった並みいる大作を抑え、見事、視覚効果賞を受賞。映画ファンの記憶に強烈に残った注目作。★世界の映画賞総ノミネート数133部門、受賞数61部門!

(2)SFジャンルの新たな傑作登場!
鮮烈なビジュアルと、登場人物も場所も限定されたミニマムな設定で、人間と人工知能の主従関係を巡る心理戦を描き出す。『メトロポリス』の女性ロボットを洗練させたようなヒロイン“エヴァ”の容姿は、今後SF界・映画界で語り継がれること間違いない。これまで『わたしを離さないで』『28日後…』など、脚本家として優れた作品を発表してきたアレックス・ガーランドの初監督作。

(3)最注目女優アリシア・ヴィキャンデル演じる“エヴァ”の息をのむ美しさ!
密室で繰り広げられる人間とAIの緊迫した心理戦。そして、衝撃の結末を迎える恋愛劇。『リリーのすべて』でアカデミー賞?助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルの“エヴァ”は、息をのむ美しさ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でも共演しているドーナル・グリーソンとオスカー・アイザック、3人の迫真の演技で、スリリングな展開に最高度の緊張感をもたらす。

(4)世界観を補完する数々のアイテムにも注目。
エンディングに流れるのは英国女性4人組ポストパンク・バンド、サヴェージズの「HUSBAND」。また、ジャクソン・ポロックの抽象画「No.5,1948」や、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』で注目された“チューリング・テスト”、哲学者ヴィトゲンシュタインの「青色本」、OMD「エノラ・ゲイの悲劇」など、世界観を補完する数々のアイコンは本作が多種カルチャー・ファンからの注目をも集める結果に。

【ストーリー】
世界シェア率No.1の検索エンジンを運営するブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さないCEO.ネイサンが所有する大自然の中の邸宅に、1週間滞在するチャンスを得る。人里離れたその地に到着したケイレブ。彼を待っていたのは、ネイサンが極秘に開発した美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された人工知能(AI)の“チューリング・テスト”に協力するという、興味深くも不可思議な実験だった・・・。

【キャスト】
エヴァ:アリシア・ヴィキャンデル(『ジェイソン・ボーン』『リリーのすべて』『コードネームU.N.C.L.E.』)
ケイレブ:ドーナル・グリーソン(『アンブロークン 不屈の男』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』)
ネイサン:オスカー・アイザック(『X-MEN:アポカリプス』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』)
キョウコ:ソノヤ・ミズノ

【スタッフ】
監督・脚本:アレックス・ガーランド(『わたしを離さないで』製作総指揮・脚本、『28日後…』脚本、『ザ・ビーチ』原作)
製作:アンドリュー・マクドナルド(『わたしを離さないで』『トレインスポッティング』)
アロン・ライヒ(『わたしを離さないで』『28週後…』)
撮影監督:ロブ・ハーディ.B.S.C(『戦場からのラブレター』『BOY A』)
編集:マーク・デイ(『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)
美術監督:マーク・ディグビー(『スラムドッグ$ミリオネア』『わたしを離さないで』)
衣装デザイン:サミー・シェルドン・ディファー(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『キック・アス』)
視覚効果監修:アンドリュー・ホワイトハースト(『007 スカイフォール』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)
音楽:ベン・ソールズベリー、ジェフ・バーロウ

ほな!