家族一緒に鑑賞するのがオススメ 映画評「この世界の片隅に」







とても評判が良かったのですが映画館での鑑賞を見逃した「この世界の片隅に」。戦争映画ということもあり、観るにはある程度の覚悟が必要だと思っていたこともあり、観るのが遅くなりました。

 

10歳と7歳の娘、妻と一緒に鑑賞しました。絵のタッチは優しく、主人公ののんの話し方もほんわかしていますが、それが逆に戦争の厳しさ、悲惨さをより鮮明にしています。どれだけ戦争が人々の人生を狂わせるか、悲しみを生むのかがわかりやすく描かれています。

映像、音楽、演出、声優陣、ストーリー、すべてがよくできていて素晴らしい作品に仕上がっています。戦争を知っている世代が少なくなった今、戦争の悲惨さ、平和のありがたさを伝えるのには一番優れたメディアではないでしょうか。ぜひ、小学校や中学校で上映会をして欲しいと思いました。

作品概要
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していくなかで、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、幾度もの空襲に襲われる。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20年の夏がやってきた。(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

監督 片渕須直
主演 のん, 細谷佳正, 稲葉菜月

 

まだ観ていない方はぜひ家族と一緒に鑑賞してみてください!なお、今作のヒットにより資金ができたため、2018年末にはロングバージョンが上映される予定。今度は見逃さないように映画館へ行きます。

 

ほな!おおきに!