我が家はほとんど家族では外食をしません。月に2〜3回行く程度。外食する場合は大抵はどこか出かけた時や用事で時間がなかった時、もしくは何かの記念日に限られます。行くとしてもファミレスやチェーン店はまず行きません。ただし、唯一の例外が丸亀製麺。
丸亀製麺はチェーン店でありながら、添加物は使っていませんし、どれを食べても美味しく、コスパ最高。特に春のあさりうどんや、冬の鴨ねぎうどんは絶品。スタッフの接客もいいし、何度もリピートしています。
ただ、チェーン店ながら、店舗によって味がかなり違います。自宅近くにある昭和白金店はとっても美味しいのですが、他の店で食べると「あれ?」と思うことがあります。今回、「丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか」の本を読んで、店舗によって味が違う理由など、丸亀製麺に関する疑問が全て解けました。
著者の小野正誉氏とはコンサルタントの美崎栄一郎氏のパーソナルブランディング講座に通っていたご縁で、一年ほど前にお会いしました。とても誠実で見るからにできるビジネスマン。すでに「メモで未来を変える技術」を出版されており、その本もとても素晴らしいので、機会があれば読んでみてください。
書評ブログ 2017.12.12
さて、本題。「丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか」にはうどんチェーン店としてダントツナンバーワンになった理由や、お客様に愛される理由がわかりやすく書かれています。過去に一度だけ花◯うどんで食べたことがあるのですが、味が丸亀製麺とは全く違って美味しくなく、それ以来一度も足を運んでいません。丸亀製麺は店舗内に製麺機を置いて、現場で麺を打ってる一方、花◯うどんはセントラルキッチンで作られたものを店舗に運んで提供しています。
もちろん、麺だけではなく出汁の取り方をふくめて、手間のかけ方が違い、それが味に現れています。さらに麺匠という麺のエキスパートがたった一人だけおり、その方が全国を行脚して伝道師として全国を飛び回って技術を教えているから低価格なのに美味しいうどんが実現されているということがわかりました。
その他、値下げ競争に巻き込まれないよう、美味しく付加価値のあるメニューを開発していること、羽田空港にある店舗ではテーブルにお冷ピッチャーを置くことにより売上が2倍になったことなど丸亀製麺トリビアが散りばめられています。
また、新規顧客よりも既存店顧客を徹底的に大切にする、必要であれば敢えて非効率なことを残し他が真似できないような仕組みを作る、無駄な会議はしないなど、どんな会社にでも当てはまるようなことも書かれています。
帯には釜揚げうどんの試食券が付いている点もユニーク。著者が会社から信頼されてこの本が出来上がった証でしょう。
「丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか」は丸亀製麺ファンや飲食業界の方はもちろん、サービス業に携わるビジネスマンはぜひ読んでみてください!
ほな!おおきに!