先日開催されたCP+2019で一番行列ができていたブースがRICOH GRⅢのコーナー。熱烈なファンがいるGRシリーズの最新機種であるGRⅢがやっと発売になりましたので早速ヨドバシカメラで触ってきました。
GRⅢは2424万画素のAPS-Cサイズのセンサーを搭載し、ローパスフィルターレス構造により、ディテールまで高精細な描写を実現します。さらに新開発GR ENGINE 6の画像処理エンジンにより、高画質性能がさらに向上。全感度域で精緻なディテール描写、優れた色再現性が得られます。
そして高速なAFを実現する像面位相差AFと、ピント精度に優れたコントラストAF。それぞれの長所を併せ持つ、ハイブリッドAFを採用。コントラストAFにありがちな「ピントの山を探る動作」が大幅に減少。オートフォーカスの高速化と高精度化を両立しています。
撮像素子シフト方式の4段分の手ぶれ補正機構を搭載。3軸方向の補正に対応しています。多少暗い場面でも手ぶれを気にせず撮影できます。また独自のノイズ低減処理により、高ISO感度でも高画質を実現。また、諧調再現性に優れた14bitでのRAW記録も可能。
これまでのGRシリーズとは別次元の高性能を備えながら、ボディサイズはGR DIGITAL IV(1/1.7型イメージセンサー搭載モデル)とほぼ同等。携帯性を追求しつつ操作性の向上も図り、「究極のスナップシューター」にまた一歩近づきました。
電源ボタンを押してから撮影できるまでのタイムラグが少なく、撮ろうと思った瞬間に撮影することができます。今までのGRシリーズの中でもダントツに速いと思われます。
カタログはどのような性能を誇っているのかなどについては全く記載がなく、最後から3、4ページ目に仕様が載っているだけ。それ以外はGRⅢで撮影した写真が掲載されており、まるで写真集のよう。こんなカタログは今まで見たことがありません。それだけ、写りに自信があるのでしょう。
魅力的なGRⅢですが、価格は最安値のAmazonでも108,355円(3/16現在)とコンパクトデジカメとしては最も高価な部類の価格設定。確かに性能と使い勝手を考えると、この価格は妥当だと思うのですが、アマチュアはなかなか手が出せない価格でもあります。
この性能で6万円ぐらいであればおそらく飛ぶように売れるでしょうが、そういう類のカメラではありませんので、安売りする必要はないのかもしれません。もう少し価格が落ち着いて8万円台ぐらいになれば手元に一台欲しいカメラではあります。
この春はEOS RPやこのRICOH GRⅢなど魅力的なデジカメが相次いで登場しましたが、どちらも10万円を超える価格なので、もう少し様子を見てからどうしようか思案します!
ほな!おおきに!