少子高齢化が叫ばれてから長い月日が経ちますが、残念ながら一向に改善されません。
年々、未婚率は上昇しています。2015年の国勢調査では50歳男性の23.4%、50歳女性の14.1%が一度も結婚歴がない状態になっています。
1990年には、男性5.6%、女性4.3%と、差はほとんどなかったのですが、最近は男性の未婚率が急上昇しています。
ちなみに高度経済成長が始まる1970年の未婚率は男性1.7%、女性3.3%とほぼ全員が結婚していました。
結婚していない人を探すほうが難しいような比率だったのが50年でとてつもなく変化しました。
近年は晩婚化も進んでおり、男性31.1歳、女性29.4歳と女性もまもなく30歳を超えようとしています。
筆者自身、結婚したのは32歳のときでしたが、今振り返ると年齢的にはもっと早く結婚しておいても良かったと思います。
ただ、そうなると11歳年下の妻とは結婚していないので、そういう意味では32歳でジャストタイミングだったということにはなりますが…。
最良のパートナーと結婚できるという前提で話を進めると25歳を過ぎたら1日も早く結婚した方がいいと心から思います。
ジェンダー差別をするつもりはありませんが、特に出産する女性は早いほうが様々な面においてメリットがあります。
では早く結婚した方がいい理由をお伝えします。
見た目が老ける
人間は年を追うごとに老化が進みます。内臓はもとより、見た目も確実に劣化します。
もちろん、年齢と見た目が比例しない森高千里さんのような女性もいますが、一般論で言えば確実に老けます。
老けることが悪いことではありませんが、やはりお肌がピチピチ、ツルツルの時にウェディングドレスを着るのと、シワシワになってから着るのとでは違います。
男性の場合は歳を取ることによってダンディと言われることがありますが、女性の場合は美魔女と言えども、若さには勝てないような気がします。
体力が落ちる
普段の運動習慣や鍛えることにより下落の速度は緩やかにできるものの、どうしても体力は年々落ちていきます。
キングカズでさえ二十歳の若者には体力では勝てません。
独身や夫婦二人なら、あまり体力の衰えを感じることはないかもしれませんが、子育てをするとなると相当な体力が必要になります。
特に女性は子どもが生まれたら授乳や夜鳴きなど、しばらくはゆっくり眠れない日々が続きます。
子どもが大きくなると一緒に外で遊ばなければなりませんが、子どもが男の子だとあちこち走り回るし、子どもの元気エネルギーは無尽蔵なので、ついていくだけでたいへん。
運動会でもかけっこに借り出されたりすることもあり、様々な面で体力は求められます。
できる限り体力を落とさず健康で過ごせるよう、毎日40分のエアロバイク運動と筋トレを欠かさず続けており、同世代よりは体力に自信があるものの、あと5歳若かったらと思うことはよくあります。
出産のリスクが上がる
女性の出産は命がけなのですが、最近は医療が発達したためか、軽く考えている方が多いような気がします。
年齢が高くなるほど出産におけるリスクは高くなっていきます。
また、ダウン症の発生率も年齢と確実に相関関係があります。
ダウン症の発生率は、母親の年齢が大きく影響しており、20歳では1/1667ですが、30歳では1/952、40歳では1/106、45歳では1/30と、年齢とともに急激に増加します。
20歳と比較すると、40歳で約16倍、45歳で約56倍と、発生頻度が高くなっています。
こういった先天異常のリスクを減らすためにも早く結婚して出産することがとても大切になってきます。
パートナーの選択肢がどんどん減る
世の中、すべて需要と供給のバランスがあり、通常はいいものからどんどん先に売れていきます。
それぞれパートナーに求める条件は色々あるとは思いますが、モテる人は大勢の人にモテますし、逆にモテない人は誰にもモテません。
男性で言えば経済力があって、優しくて、イケメンであれば女性がほっておきませんし、女性であれば、見た目が可愛くて愛想が良くて、料理が上手であれば男性がほっておきません。
時々歳を取っているのに若い女性と結婚できると思っている勘違いしているおじさんがいますが、その可能性はほぼありません。
とてつもない経済力があれば、百万分の一ぐらいの確率で若くて綺麗な女性をパートナーにできることもありますが、宝くじに当たるのと同じぐらいの可能性でしょう。
何事も適齢期というのがあり、一番自分を高く売れるときを見極めることが大切だと思います。
世間の一般的な感覚で言えば男性なら30歳前後、女性なら25歳前後であることは間違いありません。
子どもができにくくなる
もし、子どもがたくさん欲しいのであれば、20歳を過ぎたら一日も早いほうがいいでしょう。
歳を取るごとに子どもは生まれにくくなります。
若ければ、比較的容易に子どもができますし、できにくい場合でも簡単な治療・対策で解決できることが多く、歳を取る毎にどんどん困難になっていきます。
また若いうちに一人産んでおけば、ある程度の年齢になっても出産時のリスクは低いのですが、初産で高齢の場合は様々なリスクが伴います。
3人目で38歳での出産と1人目で38歳での出産は全くリスクが違ってきます。
親が歳を取る
意外と盲点なのですが、自分が歳を取るのと同時に親も同じだけ歳を取っていきます。
子どもの面倒をみてもらうにしても、親が若ければお願いできますが、介護に片足を突っ込んでいるような年齢だと子育てを任せるのは厳しいのではないでしょうか。
例えば25歳のときに出産し、その子どもが25歳で出産した場合、まだ親は50歳ですが、35歳のときに出産し、その子どもがまた35歳で出産した場合もう70歳。
いまの70歳は見た目が若いとはいえ、一般的にはかなりたいへんだと思います。
もし、子どもができたらある程度親にも面倒をみてもらおうと思っているなら早めに結婚することをオススメします。
孫の顔を見られる可能性が低くなる
25歳で結婚し子どもが生まれて、その子どもがまた25歳で結婚し子どもが生まれた場合は50歳過ぎで孫の顔を見ることができますが、35歳~40歳で結婚し、その子どももまた同様に35歳~40歳で結婚した場合、70歳~80歳で孫の顔を見ることになります。
いくら人生100年時代とはいえ、80歳では孫と一緒に走り回って遊ぶこともままなりません。
一緒に旅行に行くのも億劫になっているのではないでしょうか。
50歳ならまだまだ一緒に走り回って遊ぶことができますので、早めに結婚して子どもにも早めに結婚するように育てることをおすすめします。
税金が安くなる
結婚したら独身でいるより確実に税金が安くなります。
まず所得税ですが、一人で800万円稼ぐより、世帯年収で800万円稼いだほうが圧倒的に税金は少なくて済みます。
また扶養控除などもあり独身に比べてかなり優遇されます。
また所得の上限はあるものの、子どもができたら子ども手当てとして子ども一人当たり毎月1万円~1.5万円が支給されます。
子どもを育てるには正直全然足りませんが、何も無いよりは多少でも助かります。
個人的には日本の人口減少を緩やかにするために子どもを増やすには政府が子ども一人産んだら通算で1千万円前後の補助金を出すしかないような気がします。
非正規雇用が増え、収入が低い状態で子どもを産めといっても無理があります。
自分たちが生きるのに精一杯の状態では子どもを持とうという気になりません。
一日も早く対応しないと日本はこれからたいへんなことになります。
団塊Jr世代の出産適齢期が終わった今、もう手遅れかもしれませんが。
禿げる
個人差はありますが男性の場合は加齢に伴って頭部が薄くなってくることがあります。
スキンヘッドでもカッコいい人もいますが、通常の感覚ではやはり髪の毛はフサフサしていた方が男前に映ります。
結婚してしまえば見た目より中身が重要ということがわかってくるので大きな問題ではありませんが、付き合う最初の段階では「ハゲ」というだけで対象から外れることが多々あります。
親が禿げている場合などは遺伝的に受け継ぐ可能性が高いので早めに相手を見つけて結婚することをオススメします。
子育てと仕事の忙しい時期が重なる
先日、化学メーカーのカネカに勤務している男性社員が育休明け2日後に転勤を命じられ、子育てとの両立が不可能で退社を余儀なくされました。
それを妻がツイッターで投稿したところ大炎上し社会問題となりました。
カネカの株価はツイッターの投稿があった日から2割以上下がり、時価総額が大幅に減るという事態に。
カネカの人事対応に問題があったことは否めませんが、この男性社員は40代で子どもはまだ2歳と0歳とのこと。
おそらく結婚がかなり遅かったのでしょう。
年齢的に一番仕事をする上で忙しく会社から色々な責任を与えられる時期と子育ての一番大変な時期が重なったことも要因のひとつだと思います。
もし、20代半ばで結婚して早めに子どもを授かっていれば、こういった事態にはなっていなかったような気がします。
晩婚の場合は、子育てのたいへんな時期と仕事の忙しい時期が重なり、相当たいへんな事態に陥ることが予測されます。
こういったことを避けるためにも早めに結婚することをオススメします。
以上、25歳を過ぎたら1日でも早く結婚した方がいい10の理由をお伝えしました。
世間一般的には結婚はマイナスの要素が大きいと捉えられがちですが、ワタクシの場合、パートナーに恵まれたこともあり、本当に毎日楽しく幸せに過ごしています。
妻には感謝しかなく本当にありがたい限り。
パートナー選びさえ失敗しなければ、結婚はメリットの方が圧倒的に多いので迷っている方がおられたら、一日も早く結婚してみてください。
きっと楽しい毎日が待っています。そして子どもを神様から預かったらさらに楽しく笑いの絶えない日々が待っています。
自分に合ったパートナーを見つけて、楽しく暮らしながら日本の人口減少を食い止めましょう!
ほな!おおきに!