朝活ネットワーク名古屋で愛知の文具王 猪口文啓さんの話を聴いてきた







人生と文房具の師匠であり、愛知の文具王と言われている猪口文啓さんが朝活ネットワークで5回目の講演をされるので参加してきました。フミヒロさんの話は奥が深く、毎回様々な学びがあります。文房具を通じて人生を楽しく生きる方法を伝授してくれます。最近、朝活ネットワーク名古屋は参加者が少なめですが、久しぶりに30名を超えました。内容が毎回素晴らしいのでリピーターがいることと、ご自身で文房具朝食会というコミュニティを持っていたりブログで発信されているためこれだけの人数が集まりました。改めてこれからの時代、コミュニティづくりと情報発信は大切だと実感しました。

 

講演のあった10月28日はフミヒロさんが毎日書き続けているブログの10周年の記念日だったとのこと。おめでとうございます!一日も欠かさず10年続けるというのは並大抵のことではありません。ワタクシも毎日書き続けていますがまだ1,642日、約4年半なので倍以上になります。ワタクシがブログを毎日書こうと思ったきっかけはフミヒロさんのブログなので、同様に10年は続けるつもり。

冒頭、簡単な自己紹介のあと講演がはじまりました。何かをする際に大事なのはプロセスと行動でこれを間違うとへんな方向へ進んでしまいます。まずは10年毎日書き続けるという目標を決めてスタートしたときから良いことが始まります。10年目で良いことが始まるのではありません。いかに種をまき、育てて成果物を刈り取るかが重要になります。

例えば本の著者は本を出版することにより印税だけではなく、講演依頼があったり、信用が生まれたりと様々な成果が生まれます。最近はなかなか本が売れない時代なので、むしろ副次的効果のほうが大きいと言われています。

考え方、行動パターン、思考回路を整えて、成功、目標達成、幸せに繋げるように「運」を貯めていきます。前回は「運」の貯め方を教えていただきました。今回は「運」に変わる表現として、論理に裏付けされた直感に等しい「自力」の上に積み上げられた「他力」ということを仰っていました。う〜ん、深い…。

中盤はオススメの文房具をいくつか紹介いただきました。

ミドリ パッとメモ

メモの左側が糊付けされているため、最後のページにすぐに開く超便利なメモ。


 

ゼブラ ボールペンブレン

「ブレンシステム」はストレスの原因でもある「筆記振動」を制御。ユーザーが気づいていない潜在的な不満を解消する事に成功。「筆記振動」という言葉や概念は今までにないもので、ゼブラは新しいルールを作りました。他の人がいない新しい世界で戦えば負けることはありません。いかにこういう「今までにないもの」を発明するかがポイント。


 

ステッドラー ボールペン「コンクリート」

表情豊かでクールな素材を楽しむコンクリートを使った全く新しいペン。気泡から生まれる小さな穴、濃淡・模様の入り方など、1本1本それぞれに個性的な表情があります。また、使い続けると色艶を増し経年変化を楽しむ事が出来るので、長く愛用する事で更に特別な一本になります。これも新たな市場を開拓した一本。


 

クツワ 磁ケシ

磁石の力で、消しくずをまとめて捨てられる消しゴム。消しゴムに、鉄粉を混ぜ込んであり、ケースの底にネオジム磁石が入っているため鉄粉入り消しくずを引き寄せます。開閉式の底フタで集めた消しくずをワンタッチで捨てられます。これも今まで世の中に無かった製品で大ヒットしています。

 

ゼブラのブレンとブログ10周年記念の測量野帳をいただきました。ありがとうございます!

 

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紙、筆記具、インクはそれぞれ定期的にブームがやってきます。最近は空前のインクブーム。各メーカーから様々なインクが発売されています。この3つはそれぞれが進化し絡み合っているので順番にブームがきます。筆記具を使って紙に思考や発想、感情を書き出し推敲することをオススメします。ノートを書いているとアンテナが高くなり色々な情報が引っかかってきます。

最高の自分を作るひとつの手段として文房具選びは重要。よく聞かれるのは「一番書きやすいボールペンはどれですか?」という質問ですが、人それぞれ筆圧や書く紙が違うため一概には言えません。自分と周囲を納得させるストーリのある文房具を選びましょう。見られたい自分にマッチした文房具や目標を叶えてくれる文房具を選ぶこと。例えば高級万年筆やモンブランなどブランドのボールペンなど自分を高めるものを使うのもひとつ。そういったスタイルが最高の自分を作り上げます。

これからは論理と直感をしなやかに使いこなす時代に突入しています。スティーブ・ジョブズの言葉に「直感はとてもパワフルなんだ。僕は知力よりもパワフルだと思う。この認識は、僕の仕事に大きな影響を与えてきたんだ」というのがあります。直感を鍛えるのに文房具選びは最適。そして直感を鍛えると抜群のスピード感が得られます。直感が磨かれると選択肢が増えたり、準備する時間迷う時間、悩む時間が減ります。そしてトライ・アンド・エラーができて失敗を恐れなくなり、さらにスピードが加速します。

 

仕事で依頼された資料などは一番に出すことをオススメします。普通の人は締切の前日ぐらいにしか出しませんが、誰よりも早く作れば目立ちます。「もうできたの?」と言われるぐらいのスピード感が大切。

仕事で成果を出すには「TTP(徹底的なパクリ)」の実践、圧倒的なスピード、恐れない心、折れない心が必要。良いと思ったらすぐに取り入れ、だめだと思ったらすぐに捨てるスピード感が大切になります。現在、スポーツは科学により動作などが解明され道具や身体能力をフルに発揮する時代になりました。成果を出すには上記項目に加えて「戦略」と「ギャンブル」が必要になります。基本スキルを上げるためにストーリーのある使い勝手のいい文房具を使いましょう。

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問題と課題が発生したときは見開きのノートを縦にして書くこと。左下に問題と課題を書き、右上に理想の姿、解決した姿を書きます。まずここを決めてから取り掛かることが大切ですが、なかなか難しいかもしれません。大抵の問題はすでに解決方法がわかっています。図書館で本を読んだり、上司や両親、知人に相談したり、ネットで調べればほんどのことは解決します。

 

人生、天敵が出現したときが成長の大チャンス。人間関係や仕事で悩むときは天敵の出現に他なりませんがこれこそが人生最大のチャンス。真正面から戦うことにより大きく成長することができます。実際、2年半前、様々な問題が重なり心が折れた時期がありましたが、フミヒロさんのアドバイスもあってなんとか乗り切ることができました。今から思えばなんてことはないと思えるので、成長した証だと思います。

 

最後に2つ質問をしました。まずひとつ目は「今、おかげさまで人生がとても楽しく幸せなのですが、こういう時に注意すべきことは?」との問いには「そんなのは長く続かないから気にしないこと。また大変なことが起こり、それによって成長します」とのこと。「大変なことを軽減させる方法はありますか?」との問いには「そんなのはない」と一刀両断されました(笑)ただし、「アメノミナカヌシ様お助けいただき、ありがとうございました」と毎日唱えるようになってから、大きな困難は起こっていないので、とりあえず続けてみます。

もう一つは最近読んだオススメの本について。3冊教えていただき、早速購入しました。近々届くのでこの5連休の間に読んでみます。フミヒロさんにオススメいただいた本はハズレがないので楽しみ、楽しみ。

・一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money 本田健著

 

・ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式 山口 周著

 

・人生、真面目に生きるほどヒマじゃない。 ~自由であり続けるための42の言葉~ 大塚慎吾著

 

 

朝活終了後はフミヒロさんと一緒に東別院手づくり朝市へ。ほしのこ食堂のお弁当を買うべく1時間半並びました。ここのお弁当は優しい味わいで本当に絶品。焼き菓子も美味しいのでたくさん買ってしまいました。ほしのこ食堂については後日、旨くて唸る名店紹介のブログで紹介いたします。

フミヒロさん、有益な情報と楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました!また来年も楽しみにしています。

ほな!おおきに!