先日、毎晩21時から開催されている空の塾で「うつ病トークセッション」を開催しました。空の塾はコンサルタントの美崎栄一郎さんが主催しているZoomオンラインで毎晩21時から様々なテーマで勉強会を開催しています。
11月の金曜日は美崎さんから「好きなようにしてもいいよ」と枠をいただき、自分で内容を考えて企画することになりました。第1回目は「ブログのすすめ」、そして今回の第2回目は「うつ病トークセッション」を開催しました。
以前、空の塾のメンバーのお一人が以前うつ病になりそこから復活した経緯をブログのnoteで綴っておられるのを知って対談しようという話になり、今回それが実現しました。
当日の参加者は20名、Zoomを使って二人で対談する形式となりました。当日のアジェンダは
1.自己紹介
2.うつ病になった経緯
3.うつ病になったらどうなるのか(症状や生活)
4.うつ病からどのように復活したのか
5.うつ病になってよかったこと
という流れで交互にお話する形で進行しました。
ワタクシたちの会話を聴きながらチャットでもたくさんのコメントをいただきました。「実はワタシも今、うつ病で休職中です」とか「以前経験しました」「家族がうつ病です」など予想以上にうつ病を経験している方が多く、みなさん苦労しているんだなぁ…と。
現代社会はストレスで溢れています。特にコロナにより在宅勤務になり誰とも会話しない状態が続いたり、意味のないマスクをつけなければならなかったり、仕事がなくなったり、大幅に給料が下がったりと、さらにストレスが増しています。実際に若年層、特に女性の自殺者数は前年を大きく上回っており、この傾向はしばらく続くと予想されます。前段階のうつ病になる人も増加するのは間違いありません。
うつ病は誰でもかかる病気であり他人事ではありません。ワタクシ自身、身体もメンタルも丈夫な方だと思っていましたが長時間労働と人間関係のストレスなどが重なり4年前に心を病んで休職しました。
比較的早く復帰できて今では元気に過ごせていますが、その時は「本当に治るのだろうか…」と思った記憶があります。うつ病は早めに正しい処置をすれば必ず治ります。無理をして我慢すればするほど深くなり復活するのに時間がかかります。
もし、長期に渡って体調や気分が優れないと感じた場合は早めに心療内科へ行くことをオススメします。
うつ病から復活する際に役立ったこととしては
・朝日を浴びながら散歩
・筋トレしてプロテイン飲む
・思考を変える
・仕事優先ではなく家庭優先にした
・頑張らない
・我慢しない
・気功を取り入れた
などなど。
個人的には復帰が早かったのは筋トレがかなり良かったのではないかと考えています。「筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法」を読んで素直に筋トレしたらみるみる改善しました。副産物として細マッチョなボディも手に入り、ゴルフのスイングも安定して一石二鳥。
今回のトークセッションで参加者のお一人が「自立支援医療制度」について教えてくれました。これはうつ病など治療が長期に渡る場合、医療費が結構かかります。この制度を利用すると負担が1割になり、さらに収入によってはゼロに抑えることもできます。ワタクシは全く知らなかったので、その時に知っていたらなぁと。先生、不親切だわ…。
申請はお住まいの市役所や区役所などの自治体の窓口に行けば受け付けてくれます。
必要な書類は
1.申請書(兼同意書)
2.保険証(医療保険の被保険者証)の写し
3.医師の診断書
4.「高額治療継続」(重度かつ継続)に関する意見書等(該当する方) ただし、診断書に意見欄が含まれている場合は不要
になります。
うつ病は誰でもかかる病気であり、かかったとしても必ず治る病気でもあります。ただし、早く治って元気になる人もいれば、なかなか完治せず引きずる人もいます。上記の回復に役立った方法を試みたり、働き方を変えるなど根本的な解決方法を見つけてください。
今振り返るとうつ病になって良かったと思っています。こういう病気になると色々なものの見方が変わります。自分の人生観も大きく変わりましたし、今まで接していた人の人柄もよくわかりました。休職を公表したら思わぬ人がすぐ連絡くれて心配してくれたり、身近にいるのに他人事のように接する人もいたり…。
一度しかない人生、家族やプライベートが最優先事項であり仕事はその次になるべきであり、これを勘違いすると不幸な人生になります。早めに気づいて本当に良かった。
今回、私たち含めて20名の方に参加いただき様々な気づきがありました。「社会貢献ですね」と言ってくれた方もいて主催者としては嬉しい限り。ひとりでもうつ病になることなく幸せな人生が送れることを願っています。もし、うつ病になっても決して悲観することはありません。正しい対処法を知っていれば必ず治ります。一時はどんなにしんどくても決して自殺などしないように。今のうちから会社以外で相談できる友人を持っておきましょう。会社を休職しても全く問題ありませんし、もし辞めたとしても今の日本なら生きていればなんとかなります!
ほな!おおきに!