行方不明になっても見つかる!No.1スマートトラッカー(忘れ物防止タグ)「Tile」レビュー







先日、珍しく雨の日に外出する用事がありました。めっちゃ晴れ男なので傘を差すことは年間数えるほどしかありません。その日はかなりの土砂降りだったので長傘を使い、某ライブハウスの入口の傘立てに置きました。

中に持って入ろうかとも思ったのですが今まで傘を取られたことはなく、目印もつけていたのでそのまま置いてしまったところ出てきたら跡形もなく無くなっていました…。出た時には雨は上がっていたので傘を使わなくて済みましたが無印良品で購入して気に入っていたのでなんとも悔しい…。

また無印良品で同じ傘を購入することにしました。お値段、1,990円…。本来なら必要のない出費ですが致し方ありません。今後も傘を差す機会は少ないような気がしますが、もう一度盗られるのは許しがたいのでスマートトラッカーの「Tile」を取り付けることにしました。

 

無印良品の傘は持ち手の先に穴が空いており、ここにナイロンバンドを通してTileを結束しました。無印良品の商品はこういうアイデアが光ります。

 

さらに目印としてリヒトラブのにゃんこのマグネットバンドをくくりつけました。これで盗ったところを見つけた場合「傘を間違えた」という言い訳は通用しません。

 

「Tile」はスマホと連携させることにより、音を鳴らしたり、地図で探したりすることが可能になります。万が一、今回のように街中で盗られても他のTileユーザーがワタクシのTileの場所を知らせてくれるのでどんなに離れた場所にあったとしても所在地がわかります。

傘を盗られて犯人が自宅にそのまま置いていれば場所を特定することができます。駅などに放置されていたら犯人の特定はできませんが…。まずは傘につけることにしましたが、財布やキーケース、自転車や車など場所が移動するものなら色々と応用できます。

Tileについて

Tileは世界シェアナンバーワンのスマートトラッカー(忘れ物防止タグ)。日本ではまだ馴染みがないかもしれませんがアメリカなどではかなり普及しています。スマートトラッカーはTile以外にも色々ありますが日本での普及率が一番高いTileを選んでおけば間違いありません。

Amazonで検索すると上位はほぼTileの製品になります。種類は4つほどあり価格は色々ですが、簡単に言えば性能の差と電池交換ができるかどうかにより価格差があります。

 

オススメはワタクシが使っている「Tile Mate電池交換版」。電池は1年ほどしか保ちませんが電池交換ができますので長い間使うことができます。価格は約2,000円と一番リーズナブル。旧型ならさらに200円ほど安くなります。違いはBluetoothの到達距離が旧型は45m、新型は60m、重量が新型は1.5g軽くなっています。正直、どちらでも大差ないので旧型を選んでもいいと思います。

 

 

Tileの主な機能

スマホから音を鳴らして場所を通知

iPhoneなどのスマホのBluetoothの接続範囲にTileがあればアプリからTileを鳴らすことができます。どこにいったかわかなくなっても近くにあれば、すぐに見つけることができます。

 

Tileからスマホのアラームを鳴らす

上記とは逆にTileのボタンを2回押せば連携させているスマホのアラームを鳴らすことができます。家の中で「iPhoneどこ行ったっけ?」ということは往々にしてあります。ただし、ワタクシの場合、AppleWatchにiPhoneを探す機能が搭載されいるため、この機能は使いませんが、AppleWatchを持っていない方やAndoroidの方は便利かも。

 

最後に手元を離れた場所を地図で確認

セットしたTileが手持ちのiPhoneのBluetooth接続から切れた時点でその場所と時間を記録してくれます。例えば傘をレストランに置いて出てしまった場合は気づいた時点でiPhoneのアプリを見れば、傘を置いてきた場所を確認することができます。

 

 

Tileの現在地はほかのTileユーザーが検知

傘を忘れた場合はおそらくその場所にありますが、今回のように傘を盗まれた場合はもう、その場所にはありません。この場合「最後に置いてあった場所」を地図で確認できたとしても意味がありません。

しかしTileならTileを持っているほかのTileユーザーがTileを取り付けた傘の近くを通るとワタクシのiPhoneに通知してくれます。

 

音声で検索できる

AppleのSiri、Amazonのアレクサ、GoogleのHomeなどの音声入力でTileを探すこともできます。呼ぶだけで音を鳴らして知らせてくれます。

 

アクセスポイントから検知

主要な都市部を走るタクシー約20,000台以上にTileにアクセスできる「JapanTaxiタブレット」が搭載されており、動くTileアクセスポイントとなっています。Tileを付けたモノがどこかへ行ったとしても近くを「JapanTaxiタブレット」が搭載されたタクシーが通過すればTileの位置を把握し通知してくれます。

 

さらに「Tile」とBluetooth®で自動接続する「Tileアクセスポイント」を東急線全線88駅に設置されました。「Tile」が取り付けられた鍵や財布などのお忘れ物がアクセスポイント付近に届けられると自動接続し、クラウド経由で位置情報が持ち主のアプリに通知されます。まずは東京急行電鉄株式会社との取り組みですが今後他社も追随するような気がします。

 

Tileはユーザーがどんどん増えているのと、タクシーや駅のアクセスポイントによりメッシュがかなり張られており、よほどの僻地でない限りたいてい発見されます。今後もアクセスポイントは増える一方なのでどんどん見つかる可能性が上がっていきます。

Tileは普段生活しているときは全くありがたさがわかりません。保険と同様、何かがあったときにはじめて役に立ちます。モノを無くしたとき、どこかへ忘れたとき、盗られたときなどに威力を発揮します。

購入してからまだ傘を差す機会がなく、またしばらくは盗られそうなところには置かないようにするので実際に恩恵を受けられるのかどうかはわかりません。ただ、今回の件をきっかけに財布とキーケースに付けることにしました。今まで財布とキーケースを一度ずつ落としたことがあるのでひょっとすると役に立つ日が来るかもしれません。そうならないように気をつけていますが…。

財布やキーケースなどをよく忘れたり無くしたりする方、傘を盗られたくない方はぜひTileを取り付けて安心を買ってみてください。オススメは電池交換ができるタイプ。1年毎の交換は必要になりますがずっと使えます。電池交換ができないタイプは3年間保ちますが電池が切れたら使い捨てになります。