今年も人間ドックの申込の季節がやってきました。検査は40歳を過ぎると血液検査と胃の検査がもれなくセットになってくっついてきます。胃の検査は何も言わなければバリウム検査がデフォルトになります。最初の年は何も考えずバリウム検査を受けました。ただ受診後、色々違和感をいだいたため調べたことろ胃の検査は「バリウム検査」ではなく「胃カメラ検査」にすべきだとの結論に達しました。1人でも多くのみなさまに健康でいてもらうため、バリウム検査を止めてもらうべくこのブログを書きました。その理由をお伝えしますので、もし40歳を過ぎてバリウム検査をしていたら絶対に胃カメラ検査にしましょう。
「バリウム検査」ではなく「胃カメラ検査」にすべき6つの理由
大量に放射能被爆する
バリウム検査は胸のレントゲンとは違って大量に撮影します。1回で十数枚は撮影することになります。体験した方は分かると思いますがベッドの上に乗っかって棒にしがみついて身体を上下左右グルグルと回される間にレントゲン撮影が行われます。ご存知かとは思いますが放射能は一定以上被爆すると癌になる可能性が高く、一説によるとこのバリウム検査のために癌が増えているという話もあるぐらい。
放射能被爆はできる限り減らした方がいいので「バリウム検査」は止めましょう!
下剤が身体に悪い
バリウム検査した後に下剤を渡されます。バリウムは排出されにくくそのまま体内に残ると様々な影響がでるため強制的に下剤で体外へ押し出すのですが、この下剤が身体に悪い。少し考えれば判りますが胃の中にあるものを薬1錠で体外に押し出すことはとんでもないこと。身体は「毒」だと認識しなければすぐ外に排出しないので下剤は「毒」と言っても過言ではありません。年一回とは言えどこんなものは摂取すべきではありません。
身体に毒を入れるのは絶対に良くないので「バリウム検査」は止めましょう!
意外と胃カメラ検査はしんどくない
以前の口から入れる胃カメラはたいへん苦痛だったと聞いていますが鼻から入れる胃カメラは身体への負担が軽くそんなに苦しいものではありません。もちろん、多少の喉元への違和感はありますが二度としたくないというレベルではなく意外と楽。年々ファイバースコープの性能は上がり細くなっているためこれからもどんどん楽になると思われます。
思っているほど胃カメラ検査はしんどくないので「バリウム検査」は止めましょう!
実は詳しいことはさっぱり判らない
想像してください。どういった形かを見たいものがあるときに高精細なカラー画像で直接見るのと、一方、液体を流し込んで、その状態を白黒のぼんやりした画像を見るのとどちらが正確なことが判るでしょうか。言うまでもなく前者だということは誰でもわかるはず。そう、前者が胃カメラ検査、後者がバリウム検査の例えになります。
正確なことはほとんど判らないので「バリウム検査」は止めましょう!
医師は誰も「バリウム検査」をしていない
色々調べた時にわかったのですが私の知る限り医師は誰一人「バリウム検査」はしてません。理由は身体に悪いことが分かっていること、そして「バリウム検査」では正確なことがまったく判らないことを知っているから。余程大きな癌やポリープ状のものがあればレントゲン画像でもわかるようですがその時はすでに手遅れかもしれません。
携わる立場の医師が絶対受けない「バリウム検査」は止めましょう!
「バリウム検査」で異常があったら結局は「胃カメラ検査」に
もしバリウム検査をして何か異常が発見された場合は胃カメラ検査をすることになります。それなら最初から胃カメラ検査したらいいんじゃね?という話。何も遠回りする必要はありません。
何か異常があれば「胃カメラ検査」になるので「バリウム検査」は止めましょう!
なぜ、こんなデメリットばかりの「バリウム検査」をデフォルトに設定しているのかと言えば答えは医療機関が「儲かるから」。バリウム検査なら放射線技師の免許があれば測定できますし時間もかかりません。一方胃カメラ検査は医師でないと検査することはできないためできる人間が限られるのでコストも時間もかかります。
医療の闇・・・ 先進国で日本だけというバリウム集団検診の利権構造が暴かれる。
一昨年までは胃カメラ検査を受ける人がまだ少なかったため料金はレントゲン検査も胃カメラ検査も同一料金でしたが昨年からは胃カメラ検査は追加料金になりました。きちんと情報を受け取って胃カメラ検査にする人が増え、さすがに今までの料金では運営できなくなったのだと思われます。ただし余分に料金を取られたとしても胃カメラ検査にすべきだということは上記の理由でおわかりいただけましたでしょうか。
もしこれから人間ドックを受けられる方は、何としても胃カメラ検査にしましょう。いつまでも健康でいるためには大切なポイント。どうか1人でも多くの方が胃カメラ検査に変更されることを望んでおります。
※この記事は昨年人間ドックを受診したあとに書いた記事をリライトしました。
ほな!