有益な情報を受け取り活用しよう!日経マネーセミナー 〜お金のお悩み解決隊〜へ行ってきた







3年前に家族で訪れたマレーシアのイスラム美術館で偶然、友達に会いました。その友達はタイに住んでいるので、マレーシアで会うのは奇跡的な確率。その時、マレーシア視察のため同行されていたのが、今回、日経新聞セミナーの講師をする前田 紳詞氏。その時からFacebookで繋がり、色々情報をいただいておりました。先日一宮の会議室で日経セミナーをされるとの情報があったので、参加することに。

 

今回のセミナーのポイントを一言で言うと自分に必要な情報を受け取れるか、知っているか否か、それを活かすか否かで人生は大きく違ってきます。これからどんどん情報格差が広がり、情報に対する意識の高い人はお金持ちになり、情報弱者は貧乏になります。

ネットをはじめ、様々な情報が溢れている時代ですが、自分に必要な有益な情報を得るのはなかなか難しく、常にアンテナを立てておくことが重要になります。こういったセミナーに出るのもそのひとつ。

いつくか気になったポイントを紹介します。

株価や為替の予測は難しいが、人口の変化は確実に予測できる。未来の兆しを他の人より早く知ることが大切。それを知った上で活用して未来を築く。

 

内閣府の高齢社会白書より

15〜64歳の労働力人口がどんどん減る。毎年30万人減っており、すぐ先の将来では毎年60万人以上減る。

今、人が雇えない。特に岐阜は人手不足が深刻。改善の見込みがなく、深刻な状況。運送業のドライバーと飲食業の料理人、スタッフが特に人手不足。景気がいいので出店したいが、人が雇えないので出店できなかったり、人手がいないため倒産するケースが増えている。

 

首相官邸「人生100年時代の構想会議」資料

リンダグラットンのライフシフトに書かれているような内容。2007年に生まれた人の半分は107歳まで生きると言われている。今後、就労を促す制度設計変更が行われる。年配の人をより長く働かせるしか年金問題と人手不足を解消する方法はない。年配の人が働く理由の第1位はお金の問題、第2位は規則正しい生活をするため。長生きしても健康でなければ意味がない。健康に過ごすためには規則正しい生活が一番。

 

今後急速にインフレが進む可能性がある。2017年後半から急激に物価が上がっている。直近は1.5%程度上がっており、お金の価値がどんどん下がっている。物価上昇率よりは利回りの高い運用をしないと貯蓄の現金資産の価値はどんどん減っていく。

 

日本の国債は日銀が45%持っているため財政破綻はまずない。日本の株は海外ファンドなどが売り注文を入れて株価が下がったら日銀が介入しているためしばらくは日経平均株価は下がらない。

人生の三大資金は教育、住宅、定年後を過ごすための生活資金。
団塊jr世代は教育費を貯めなければならないためお金を使えない。60歳以上はお金に余裕があるが欲しいものがなく、モノを買わないため消費が回らない。

内閣府「一億総活躍プラン」
すべての子供が希望する教育を受けられる環境の整備が始まっている。奨学金制度が充実してきているが申請しないと受けられないため情報格差が出てきている。こういった情報を知っているか知らないかで大きく違ってくる。

 

2018年から18歳人口が減り始めた。これから大学は定員割れの冬の時代がやってくる。はやくも大学の統合が始まっている。統合するとスタッフを削減できるため人件費が抑制できる。これからは廃校や私学の公立化などが行われる可能性がある。

 

相続税はどんどん強化されており、抜け道が潰されてきている。介護施設が足りないため、同居は優遇される。1番の相続対策は同居することになる。

国土交通省「人口関係資料」で人口の増減予想マップが発表されている。
人が増える地区にしか国は力を入れない時代に突入している。在宅医療の需要が高まっており2025年までにコンパクトシティへ変えていくことが決まっている。すでに平成26年から立地適正化計画が始まっている。

 

居住誘導地区にしかスーパーマーケットなどの新たな店は作れないようになっている。駅前に大型マンションを建てて下に病院やスーパーを作り、効率よく街を整備する。コンパクトシティに手を挙げないと補助金が減る仕組みになっており、一気に進むと予測される。地方でこれから住宅を購入するのであれば、駅チカの高層マンション以外は買ってはいけない。

 

今の世代は現役時代の62%を年金で貰っているが、将来は50%しか貰えなくなる。年金の試算は70歳からの支給が前提となっている。

愛知県は健康寿命が日本で一番。定年直後は旅行へ行ったりするが、70歳以上になるとやることがなくなる。健康寿命を延ばすには規則正しい生活をすることが大切。

 

今までの「教育」「仕事」「引退」という3ステージのモデルから「教育」の後は「会社勤め」「旅行・探検」「組織に雇われない働き方」「有給の仕事とボランティア活動などの組み合わせ」などマルチステージの人生へ発想を変えていかなければならない。

 

お金の見直し大作戦

支出を減らし、収入を増やして、貯蓄や投資でお金に働いてもらう。

 

マネーフォワードなどの家計簿アプリはおすすめ。300円前後の無駄な会費がないか確認する。300円前後だと手続きが面倒なのでついついそのまま払ってしまう。クレジットカードを使えば1%〜2%の利回りと同じことになる。マイレージに変換すればもっと利回りは良くなる。現金で支払いをするのはもったいない。

 

カーシェアを使えば経費は大幅に下がる。講師の前田氏はマイカーを持たずカーシェアリングサービスを利用して、大幅に経費が下げている。

 

意外と知られていないが、パートタイムでも条件をクリアすれば厚生年金に入れるようになる。これも申請が必要なので、知らないと損をする。

 

 

ランサーズ、クラウドワークス、クラウディアなどのクラウドソーシングサービスを利用すれば、いつでもどこでも働ける時代になっている。利用者はすでに400万人ほどおり、月40万円以上稼ぐ人もいる。

 

年をとっても新しい知識を身につける。今までの経験は役立つが知識は役立たなくなる可能性がある。若いうちから仕事以外の人脈を広げておくこと。事務作業などの定型的な仕事はなくなり、非定形の仕事が伸びる。

 

日経新聞土曜版の中面のマネー&インベストメントが役に立つ。一番中面にあるため、外してスクラップしておくと後々参考になる。

不安を解消する方法 P.ドラッカー著「未来について」
変化の抵抗の底にあるのは無知である。未知への不安である。しかし変化は機会と見なすべきもの。変化を機会として捉えたとき、初めて不安は消える。

 

今回のセミナーで知らない情報をたくさん得ることができました。情報源として日本経済新聞はやはり魅力的ではありますが、どんどん古新聞が溜まり面倒なので現在は自宅ではとっていません。電子版だけで1,500円ぐらいのサービスがあれば間違いなく申し込むのですが…。

まとめ

これから、どんどん情報格差が広がります。必要な情報を受け取って、活用することも大切ですが、自ら情報発信をすることが重要になってきます。意識するかしないか、実行するかしないかで5年後、10年後の人生が大きく変わることは間違いありません。これを読んだみなさんの人生がいい方向へ変わる参考になれば幸い。

ほな!おおきに!