先日、東京美術館巡りに行ってきました。2日間で6つの美術館を廻りましたが今回はすべて上野に集中していたため、移動は楽で助かりました。
そのうちの一つがルーベンス展。この展覧会が開催されている国立西洋美術館は、フランス政府が日本を含む7か国と共同で推薦していた「ル・コルビュジエの建築作品(7か国17作品)」の1作品として、「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」という名称で他の16作品とともに一括して、 2016年、文化遺産に登録されています。
前庭には様々な彫刻作品が並びます。
チケットは事前に購入してありましたので、全く並ぶことなく入場できました。フェルメール展やムンク展と比べると入場までに並ぶこともなく、館内も空いており比較的ゆったりと鑑賞することができます。じっくり観てまわっておおよそ45分〜1時間。混雑していないため、スムースに観てまわれるので、思ったほど時間がかかりません。
ちらしに載っていた見どころは下記の3つ。
1.本邦初公開含むルーベンス作品約40点が10ヵ国より集結
2. 3メートル級の大作・祭壇画が一堂に並ぶ、圧巻の展示構成
3.アントワープ聖母大聖堂の祭壇画を“ほぼ原寸大”4Kで再現
大きさも去ることながら、緻密で迫力ある絵画は圧巻の迫力。今年は西洋絵画の当たり年だけあって、本当に素晴らしい作品と出会えました。
この国立西洋美術館には常設展があり、ここに展示されている作品が、これまたすごい内容で驚きました。
ルノアール、モネ、ピカソなど著名な画家の作品がこれでもかというぐらい展示されており、常設展だけでも十分満足できてしまうぐらいのクオリティとボリュームがあります。また撮影可能な点も嬉しい。
じっくり鑑賞して外に出たらすでに真っ暗になっていました。
今回廻った美術館の中では一番コストパフォマンスが良かった展覧会で一番のオススメ。フェルメール展やムンク展も欠かせませんが、何しろ激混みでゆっくり鑑賞できないので、絵画をゆっくり楽しむにはこのルーベンス展と常設展を鑑賞してみてください!
ルーベンス展概要
17世紀を代表する画家ペーテル・パウル・ルーベンス(1577 – 1640)。彼は現在のベルギーの町アントウェルペンで工房を構え活動しました。しかし若い頃 イタリアに数年間滞在し、古代彫刻やミケランジェロ、ラファエロらの盛期ルネサンス美術、それにカラヴァッジョらの同時代美術を吸収して、自らの表現を確立しました。同時に、イタリアに残した作品によって、この地の美術にたしかな足跡を残しています。本展ではルーベンスと古代美術、イタリアの芸術家たちの作品計70点を展示します。ルーベンスがイタリアの作品からいかにして着想を得、 そして与えたのか。双方向の交流から彼の創造の秘密を解き明かします。日本では過去最大規模のルーベンス展となります。
音声ガイド・ナビゲーター 「長澤まさみ(女優) 」
画家としてのみならず、工房経営や外交交渉にも 才能を発揮したルーベンス。映画、ドラマ、舞台、CM等 幅広く活躍する女優の長澤まさみさんが、画家の言葉や制作エピソードを交え、その素顔に迫ります。
貸出料金:お一人様一台 550円(税込)
特別解説:渡辺晋輔(本展監修者)
ルーベンス展
会期
2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日)開館時間
9時30分〜17時30分
金曜日、土曜日は20時まで
※入場は閉館の30分前まで休館日
月曜日 12月28日〜1月1日、1月15日、ただし12月24日、1月14日は開館会場
国際西洋美術館
ほな!おおきに!