新型コロナウイルスの影響により多くの企業で在宅ワークやリモートワークが推奨され、会議はzoomなどのオンライン会議に移行しています。その際、多くの方は会社から支給されたノートパソコンのインカメラかiPhoneなどのスマホやiPadなどのタブレットで参加される方がほとんどではないでしょうか。その場合、普通に使っているとどちらも下から見上げるアングルになります。
長年カメラマンをしているのでプロフィール写真を撮影する際に、どうすればカッコよくもしくは美しく撮れるかは、いくつかの方程式があります。そのひとつが「下から見上げたアングルで撮らないこと」。
下から見上げるアングルの場合、鼻の穴が見えてしまい、どんな美人でもブサイクに映ってしまいます。できれば正面、理想を言えば目線より少し上ぐらいから撮るのがベスト。
ノートパソコンの場合は、机上台や書面台にノートパソコンを乗せてテレビ会議をすることをオススメします。そうすると本体のキーボードが打ちづらくなるので外付けのキーボードとトラックボールかマウスを使いましょう。この組み合わせは姿勢を正しく保てるという意味でもオススメなので長時間ノートパソコンで作業をされる方はこの組み合わせをオススメします。
ノートパソコンにインカメラが付いていない場合も多いと思いますので、その場合はWebカメラを購入しましょう。ただし、現時点では人気の商品はほぼ完売しており供給されるまでは少し時間がかかると思われます。その場合はiPhoneやスマホをカメラ代わりにするアプリがありますので、それを使うのもテクニックのひとつ。通常のノートパソコンのインカメラより画像が鮮明なのでインカメラが付いていてもWebカメラやスマホで撮ったほうがカッコよく、美しく映ります。
スマホやタブレット単体でオンライン会話をする場合は位置に注意しましょう。机の上にそのまま置くと確実に下から見上げるようなアングルになるので鼻の穴が丸見えのブサイクな状態で映ることになります。
可能であればスマホスタンドや一脚に三脚足ががついたものを購入し目線の位置ぐらいまで高さをあげましょう。どちらかと言えば自由に動かせるエレコムのスマホスタンドがオススメ。
先日、オンライン講座を主催された戦略経営コンサルティング会社のカムサ代表の新井雅樹さんのセッティングがほぼ完璧だったので紹介します。ただし円形ライトはメガネを掛けていると丸く反射するのでメガネユーザーの方は棒状のものか四角いものを選びましょう。
ちなみにワタクシの環境は…
iMacにロジクールのWebカメラを設置しており1対1の場合はこれを使っています。ライティングはiMacの上にLEDライトを2本設置し、キッチンペーパーを被せてデュフューザー代わりにしています。本来はブツ撮り用の折り畳みライトボックスなのですが流用してみたら完璧だったのでそのまま使っています。光量も無段階で調節できて一石二鳥。iMacは27インチなのでWebカメラは目線より少し上に位置しています。21インチの場合は少し低くなるので下に台を置いた方がいいかもしれません。インカメラでもほぼ同じ位置ですが全く画像のクオリティが違いますのでWebカメラの供給が落ち着いたらぜひ使ってみてください。
その他、SNAPLITEというスマホでスキャンできるLEDライトを左側に設置。こちらもキッチンペーパーでディフューズしてあります。右側はデュアルモニターのサブを白い画面にしてライトを当てています。都合、天井のLEDライトと合わせて4箇所からライトを当てていることになります。
ライティングのアリ・ナシでどのぐらい違うか比較の画像を貼っておきます。
ライティングなし。顔がくすんで暗く、目が真っ黒。
ライティングあり。顔が明るくなり、目にキャッチライトが入ってイキイキしてみえます。
多数で会話する場合は横に設置してある一眼レフカメラをWebカメラ代わりに使っています。ボケ味が強烈なので他の人と差別化できて目立つことができます。Canon6DをUSBでアプリを2つかませて接続しています。本当はキャプチャーボードかスイッチャーで接続したいのですがこちらも品薄で欲しいものが手に入らず…。35mmF1.8を使うこともあれば、もう少しアップで撮れる50mmF1.4を使うこともあります。50mmの方がインパクトはありますがあまりアップは恥ずかしいと思ったりもします(笑)
以上、オンライン会話の際にカッコよく、美しく魅せる方法をお伝えしました。今後はより一層オンラインで色んな人と会うことが増えますし、見た目が他の人より魅力的であれば、リアルの出会いに繋がることもあろうかと思います。人は見た目でほぼ判断されますので、多少の投資をしてでも自分をより良く魅せるように心がけてみてはいかかでしょうか。
ほな!おおきに!