今年はコロナ詐欺の影響で様々なイベントや展覧会が中止となってしまいました。テオ・ヤンセン展も夏休みにあわせて神戸で開催予定が予定されていました。ご多分に漏れず残念ながら中止となりましたが、なんとWEB上での展覧会が開催されることに!会期は9月30日までとなっています。
テオ・ヤンセンは1948年、オランダ・スフェヴェニンゲン出身。デルフト工科大学にて物理学を専攻し、1975年に画家に転向。1990年より風の力で動く「ストランドビースト」の制作を開始。アートと科学が融合したその作品から“現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ”とも称されます。2010年に東京・日比谷で日本初の展覧会を開催して以来、北海道から沖縄まで日本各地の展覧会において、彼が生み出すストランドビーストとその世界観は多くの人々を魅了し続けています。
ストランドビーストとは
オランダ語で砂浜を意味する「strand」と生物を意味する「beest」をつなぎ合わせたテオ・ヤンセン氏による造語。ストランドビーストの体はプラスチックチューブで構成され、風力によって生物のような動きをする造形作品。その最大の特徴である脚の動きはヤンセン氏が生み出したホーリーナンバーと呼ばれるリンク機構に基づいている。プラスチックチューブの組み合わせによる各部位は細胞(セル)と呼あばれ、さらにその組み合わせは神経や脳を形作っている。
まだ本物は観たことがないのですが、いつか本物と出会う日を夢見て、写真や動画で作品を楽しんでいます。WEBサイトでは「アニマリス・ウミナミ」、「アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ」、「アニマリス・アデュラリ」、「アニマリス・リジデ・プロペランス」、「アニマリス・オルディス」、「アニマリス・オムニア」、「アニマリス・アポディアキュラ」、「アニマリス・リノセロス・トランスポルト」、「アニマリス・ムルス」、「アニマリス・カリプス」、「アニマリス・ペルシピエーレ・プリムス」、「アニマリス・ミミクラエ」の12の作品が静止画と動画で鑑賞できます。どの作品も風力で動いているのですがまるで生き物のような複雑な動きで観るものを楽しませてくれます。実際に動いているのを観てみたい…。
amazonを検索したら風力歩行ロボット ウインドパワービーストの組み立て手作りキットがあったのでついポチッと…。
本家のサイトにもショップがあり、大人の科学の付録として販売していた同様の商品がありますが価格が倍以上しますのでamazonの方がお得。ただし、ウミナミとウインドパワービーストとセットで楽しみたい方は本家のものでしか組み合わせができませんのでこちらでどうぞ。2つ購入すると5,000円となかなかのお値段になりますが…。
テオ・ヤンセンファンの方はもちろん、ご存じない方でも動画を観ているだけで楽しめますのでぜひどうぞ!9月30日までの期間限定なのでお見逃しなく!
ほな!おおきに!