近年、超大型台風や線状降水帯による豪雨などで甚大な水害が各地で起きています。また都市直下型地震はすぐ起きてもおかしくない状態にありますし、南海トラフ巨大地震は30年以内に起こると言われています。
日本は自然災害がとても多い国でしたが、その頻度や大きさが年々高くなっているような気がします。そういった際に事前予測、そしてリアルタイムで状況をつかむことができるのが「cmap」というサイト。
「cmap」は横浜国立大学の産学共同の研究から誕生した、台風、豪雨、地震による被災建物棟数を予測し一般公開するサイト。あおおいニッセイ同和損保が参加しているため損害保険のデータから正確な予測がなされています。
台風は上陸前から(最大7日先まで)、豪雨、地震による被害が発生した際は被災直後から、被災建物棟数、被災件数率を市区町村ごとに予測し、地図上に表示します。
cmapの「c」は、自然災害を意味するカタストロフィ(catastrophe)に由来します。
このサービスはWebでの閲覧のほか、スマホやタブレットのアプリでも提供されておりマルチデバイス対応になっています。アプリの特徴として「2地点の郵便番号登録」「災害時の緊急情報の通知」「自治体の指定緊急避難場所の表示」などがあります。
cmapの機能としては「台風」「豪雨」「地震」それぞれで予測表示が可能。被災建物数や被災件数率を表示することもできます。
またハザードマップにより「浸水想定」「土砂警戒」「土砂危険」を可視化することができるので事前に避難するときに役立ちます。
そのほか、過去に発生した主な災害をシミュレーションする機能があります。例えば最大級と言われている伊勢湾台風がどの程度の被害をもたらしたのかを知ることもできます。
そのほか、過去の地震から被害実態をすることもできます。
まもなく梅雨明けしますが台風や豪雨は今年もやってくることは間違いありません。事前に情報を知って被害を最小限に留めるとともにハザードマップを確認して被害リスクの少ない場所に住むことも検討しましょう。
ほな!おおきに!