ヴィパッサナー瞑想の10日コースを受けた女子大生に色々話を聴いてみた







昨年の11月に朝活ネットワーク名古屋に現役女子大生の松室実希さんが登壇されました。

朝活ネットワーク名古屋では、初の大学生ということと、内容に興味があり参加しました。

そこでは在学中に、ホリエモンの本に感銘を受けて、学校を休学し、ワーキングホリデーでオーストラリアへ行っていた体験談をお話いただきました。

講演を聴いていて感心したのは、その行動力ももちろんですが、会話の中に「あの〜」とか「えーっと」という余分語が全く無かったこと。

通常、緊張したり慣れない場だと、ついつい間を持たせるために「あの〜」「え〜っと」などという不要な言葉を挟みがちですが、余分な言葉が皆無。

その点について質問したところ「普段から綺麗な日本語を使うことは意識していますが、余分語を話していないことには気づきませんでした」ことのこと。

おそらく、頭の回転が相当速いのと、日常的に言葉を選んで話しておられるのだと思います。

その松室さんが先日ヴィパッサナー瞑想瞑想の10日間体験に参加されました。

ワタクシ自身も数年に渡り毎日瞑想しているので、興味があり、話を伺ってきました。

今回はインタビューした内容をお届けいたします。

 

Q:ビッパサナーについて教えてください

A:ヴィパッサナーとは「ものごとをありのままに見る」という意味で、インドの最も古い瞑想法のひとつ。

この瞑想法は2500年以上も昔、インドで、人間すべてに共通する病のための普遍的な治療法、すなわち「生きる技」として指導されました。

ヴィパッサナー瞑想は京都と千葉に施設があり、3日間コースと10日間コースがあります。

施設の運営はすべて寄付でまかなっており、参加者は終了日に募金箱に寄付金を入れます。

寄付は強制ではないものの、体験自体が素晴らしく、みなさんそれなりの金額を入れるため、十分まかなえる寄付金が集まっています。

Q:なぜ体験しようと思ったのですか?

A:きっかけは2年前、知り合いが受けて、そのことが頭の片隅に残っていました。

昨年の11月に2月に開催される10日間コースを申し込みましたが、そのときはキャンセル待ちで全然連絡がなかったので諦めていたら、開催の3日前に空いたとの連絡があり、全ての予定をキャンセルして参加しました。

オーストラリアへ留学していたこと、日本で学んだ色々なことの総集編のような形になり、タイミングがバッチリでした。

 

Q:体験の内容を教えてください

A:10日間コースでは瞑想の方法を教わるとともに、ブッダの思想も一緒に教わります。

3日目までは入門編で、4日目から本格的な瞑想が始まります。

瞑想は綿や麻のゆったりした服を着て行います。

布が擦れても音がしない素材であることが条件になります。

毎朝4時~4時30分ぐらいに起きて1時間あぐらで瞑想をします。

瞑想は全て室内で行います。

風が立たない静かな場所で、外部の情報を極限まで減らすことが重要になります。

 

個室で一人で瞑想することもあれば、集団(60人前後)で瞑想することもあります。

集団で瞑想しているときでも、全く他の人の気配が感じられず、一人で瞑想しているのかと錯覚するときが時々ありました。

4日目の瞑想が終わったときに、涙が止まらなくなりました。

具体的には家族の死に面することができ、家族に執着していたことに気づきました。

以降、様々な気づきのスピードが一気にあがり、色々なことがわかりはじめました。

毎晩、講和を聴く事もとても大きな学びになりました。

それ以来、人との関わり方を見直し、自分にとって必要な人とだけ会うようになりました。

 

Q:瞑想をしたことでどんな気付きがありましたか?

A:瞑想中は「無」の状態のため何かに気づくということはありません。

終わったあとに色々なことが見えてきて、気づくようになります。

この世はすべて振動(波動)によって成り立っていることがわかりました。

今まで気づかなくて、認知できていなかったものが認知できるようになりました。

例えば、木の階段を下りる際に、気を遣わず「ドンドン」と音を立てて降りると周りにいる人は気分を害します。

そして「ドンドン」と音を立てるということは余計なエネルギーがそこにかかり、木の階段の寿命を縮めていることになります。

音を立てないように静かに階段を下りれば、エネルギー振動は少なくて済むので寿命が長持ちします。

日本をはじめ仏教の世界では、静かに暮らすことが美徳とされており、これは余分な振動や波動を起こさず、エネルギーを最小限にすることにより、モノを大切に扱うということと連動しているということがわかりました。

人間の作ったものは壊れたら、それでおしまいになります。

一方、自然が作ったものはいつか消えますが、輪廻転生し生まれ変わります。

この世界はエネルギーとして見ると、1mmの隙間もないことがわかりました。

すべては振動で成り立っており、全てが詰まっているから触れたり伝えたりすることができます。

声が相手に伝わるのも、空気中にエネルギーが詰まっているからであり、もし、エネルギーがない状態だと音は伝わりません。

このコップに触れるのも、エネルギーが詰まっているからであり、全ては微細な振動で成り立っています。

美しいものには理由があり、音や振る舞い、モノを大切にするということはできるだけ振動を少なくして余計なエネルギー振動を起こさないようにすることだと気づきました。

心が豊かだと、美しく生きることができます。

瞑想することにより、間違いなく心が豊かになります。

現実をありのままに受け入れて、観察すること、平静な心を維持することがとても大切になります。

この集団生活では全員が一人で生きると自覚し、他人と意思疎通をしてはいけません。

会話は最終日、すべてのプログラムが終わるまで一切禁止。

喋らないということが、いかに素晴らしいことかがよくわかりました。

人間は会話をすることにより、自分がどれだけ自分勝手だったか、ということに気づきました。

例えば、自分が通りたい道に人がいて通れない場合、「すみません、通していただけますか」と声をかけて、どいてもらって通りますが、これは見方を変えると、自分勝手な行動であることがわかります。

意思疎通ができなければ、相手が動くまで待つしかありません。

もしくは、近づいて相手に気づいてもらってから動くことになります。

意思疎通をしてはいけなくなると、相手の迷惑になるようなことはしなくなります。

宿泊の際は二人一部屋で、共有スペースの部分もあったのですが、そこにタオルをかけてもいいのか相手に聞けなかったので、相手に譲り、使わないまま終わりました。

最終日に話せる時間があったので、聞いてみたら相手も同じ考えだったみたいで、お互い譲り合っていることがわかりました。

もし、意思疎通ができたら、一言断ってから、そのスペースを使っていたと思います。

ただ喋ることができないことによって、相手に譲るという意識が働いたのは新たな気づきでした。

ヴィパッサナー瞑想には、海外の方も参加されています。

インド人女性の方が参加されており、食堂で料理は先に取ったものの、フォークやスプーンなどを忘れたため、もう一度みんなと同じ列に並ばれていました。

普通なら、料理を取るのは終わっているため、フォークとスプーンの場所へ行って取ればいいと思うのですが、列を乱すことなく並んでいたのには感銘を受けました。

 

Q:瞑想の時たいへんだったことは?

A:瞑想中はどこかがかゆくても痛くてもそこにフォーカスしてはいけません。

かいたり動いたりすることはできません。

常に平静な心を保てれば、外部環境に振り回されることがなくなります。

Q:瞑想が終わってから参加者で何を話しましたか?

A:参加者は30代〜40代ぐらいの方が多く、私とは感じ方が全く違ってお話したような気づきを得た方は一人もいませんでした。

どうやら、それまで抱えてきた「けがれ」を取るだけで精一杯で、気づきを得るところまで到達しなかった様子。

瞑想してるだけなのに臓器が痛くてそれに耐えるのに必死だったという方や、左半身が膨張したような感じだったという方がおられました。

自分はオーストラリアで、かなり「けがれ」を落としていたことと、22歳でまだストレスもそんなになかったので、早い段階で意識を外に向けられたのが良かったのだと思います。

他の人は自分の内側を見つめ直しだけで終わった方が多かったみたい。

Q:最後に何か一言お願いします。

A:ヴィパッサナー瞑想は本当に素晴らしい体験なので、一人でも多くの方に受けてもらいたいと願っています。

世界中の全員が受ければ、間違いなく世の中は平和になります。

ただし、瞑想の前後を入れると12日間スケジュールを押さえないといけないため、社会人だと難しいとは思いますが、ぜひ仕事をやりくりして受けていただきたいと思います。

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今回、オシャレなカフェで、1時間近くに渡ってインタビューをしましたが、話が明快でわかりやすく、楽しいひとときとなりました。

見た目・内面ともに美しく、とても賢い女性だと改めて実感しました。

今回も全く余分語を話すことはなく、聴きやすかったことにも感心しきり。

果たして、松室さんの体験した内容や、伝えたい想いをワタクシの文章力でどこまで表現できたか定かではありませんが、多少なりとも何かを感じていただければ幸い。

日本ヴィパッサナー協会サイト・リンク

ほな!おおきに!