先日、精神世界の師匠である奥志摩代表の中村文也さんがFacebookで「西川悟平 ピアノコンサート」の情報をシェアされていました。普段、あまりこういった紹介をされない方なので気になって色々調べてみました。
西川悟平さんは難病のジストニアにかかってある日指が動かなくなり、一時は両腕が使えなくなったものの、懸命のリハビリとカウンセリングで奇跡的に回復。ただし、左手は2本しか動かないため7本指のピアニストと呼ばれています。
YoutubeにNHKのドキュメンタリーがアップされておりその生き様に感動しました。名古屋でのコンサートは平日の18時30分から開演でしたがちょうどその日は早番で仕事は18時までなのでタイミング的にはバッチリ。中村文也さんも行くとのことだったので席の確保をお願いして当日なんとか開演10分前に会場のウィルあいちに到着。
コンサートは10分ほど遅れてスタート。一曲弾いた後は挨拶の後、言霊(ことだま)についてという話が始まりました。言葉にはエネルギーがあり使う言葉によって寄ってくるものが違ってくるという話でしたが、そのトークが面白いのなんの。アメリカから日本へ移動する際の飛行機が機材故障で遅れて、大ピンチだったのが「Everything all right」「I’m lucky」と言ってたら無事日本に到着できた!というお話でしたが、この話も大爆笑の連続。
その後も、最近ハゲてきた話とかGoogleにDNAを調べてもらった話、NYで二人組の強盗に入られたけど、話をしたら意気投合?!して結果的には何年後かに自分のカーネギー・ホール・コンサート(しかも大ホール)のVIP席にその強盗を招待したという突拍子もない話までめちゃくちゃ楽しませてくれました。関西人だけあってトークがめっちゃうまい。そんじょそこらのお笑い芸人は全く勝てないレベル。いやはや久しぶりに大笑いしました。
ピアノの演奏はオープニング曲の後、プーランクの即興曲15番、ショパンのノクターンOP9-2、ベートーヴェンの悲愴第2楽章、ビートルズのレット・イット・ビー、オリジナル曲のGNファンタジー、リアムピッカーのウインター、アンコール曲2曲の合計8曲のみ。2時間のうち8割が爆笑トークで構成されていました。コンサートが終わった後でパンフレットを見たら「西川悟平 トーク&ピアノコンサート」と書いてあり思わず納得(笑)
話は爆笑に包まれながらも人生を生きる上で大切なことを伝えられており、とても得るものが多く、感動しました。いくつか心に残ったフレーズを紹介します。
感謝の言葉や気持ちは心から湧き出た時に威力を発揮する
ツイてないと思ったらそうなる。自分はツイてると思うように生きよう
夢は必ず叶う。小さな頃の夢は持ち続けよう(子供の頃に見て憧れていたバック・トゥ・ザ・フューチャーのマイケルJフォックスと一緒に仕事をされているとのこと)
「◯◯しかない」とマイナスに考えずに「◯◯もある!」とプラスに考えよう
最悪の出来事も考え方ひとつで最高になることがたくさんある
世界中で人と人とが会う確率は一垓分の一(一垓は10の20乗)。一期一会を大切にしよう
トークショーいや漫談?は1時間半以上あり全てを紹介できませんがとにかく面白くてピアノ演奏含めてあっという間に2時間が過ぎました。MCを全くしない安室奈美恵さんと真逆のスタイル。高尚なクラシックピアノのコンサートもいいですが、こういった型破りなコンサートもとても魅力的。
お誘いいただいた中村文也さんに本当に感謝、感謝。中村文也さんの講演会で色々伝授いただいたおかげで最近人生が楽しくて仕方ありません。
最後にピアノの演奏も素晴らしかったことをお伝えしておきます。7本指(最近は8本で弾けるときもあるらしい)なので両手が使える超絶技巧のピアニストと比べることはできませんが、7本指で弾いているからこそ、表現できることがあるということに気づかされました。いけばななどの芸術を始め何事も「引き算が大切」ということに歳を取るごとに感じていますが、今回のコンサートでさらにその思いが強くなりました。
西川悟平さんはNY在住ですが、定期的に日本に滞在しコンサートをされています。機会があればぜひ訪れてみてください。直近では10月19日(土)、27日(日)に東京のGINZA 7th Studioでコンサートがありますので東京にお住まいの方はお見逃しなく!絶対に楽しく素晴らしい時間を過ごせます。ワタクシが自信をもってオススメいたします。
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コンサートチケットなどはこちらからどうぞ
Youtube 西川 悟平 NHK ドキュメンタリー
ほな!おおきに!