昨年の4月ぐらいから一気にオンラインミーティングが増えました。毎晩21時から開催している美崎栄一郎さん主催の「空の塾」、人生のバイブルになった「ライフピボット」の著者である黒田さんが主催する「議論メシ」、ビジネスマッチングサービス「Yenta」でマッチングした人とのミーティングなどほぼ毎日誰かとZoomなどでオンラインミーティングしています。
何にでも凝る性格なので機材にもかなり投資しました。オンラインミーティングで重要なポイントは4つあります。
・速くて安定した回線
・カメラの画質
・マイクの音質
・ライティング(光のコントロール)
速くて安定した回線
Zoomで必要な回線の速度は最低10Mbps、できるなら30Mbpsは欲しいところ。一桁台になると画質も音声も安定せず、画面が固まったり、声がバルタン星人みたいになったりします。
まずはFastSpeed.comなどで回線を何回か測定し十分な速度がでているか確認しましょう。満たしていない場合は、まずルーターを交換すると改善されることがあります。それでも変わらない場合は通信キャリアを見直しましょう。
ワタクシはフレッツ光からソニーのNURO光に一昨年乗り換えました。速度は50倍以上になりルーターの近くだと400Mbpsを超えます。少し離れた書斎でも200Mbps以上は出ているのでZoomをするには十分な速度があります。ただし、Wi-Fiは不安定になることもありますので、超重要な会議の場合や自分が講師の場合は有線ケーブルで接続することをオススメいたします。
カメラの画質
カメラはパソコンについているインカメラはお世辞にも画質がいいとは言えません。これをWebカメラやiPhone、デジタルカメラに変更すると見違えるように画質が良くなります。
カメラはWebカメラ、フルサイズデジタル一眼レフカメラなど色々試しましたが、今は「SONY ZV-1」を使っています。対象物に対してピントが爆速なのとボケ味が適度で疲れないためこれに落ち着きました。フルサイズ一眼レフカメラはボケ感は素晴らしいのですがミーティングでは過剰過ぎるのとピントが遅いのでやめました。
予算を安く上げるのであればiPhoneのアウトカメラで映してAVアダプターとHDMIキャプチャカードの組み合わせが一番コスパがいいと思います。なおAVアダプタはApple純正のもの以外はほぼ映りませんので必ず純正を購入しましょう。中華製のAVアダプタのレビューはほぼ全部やらせレビューなので信じてはいけません。いくつか試しにパチもんを購入しましたがすべて返品となりました。
なお、標準のカメラアプリは画面上にボタンなどの情報が映り込むのでAirmixSoloというアプリを使うとHDMIスルーになります。
講演する場合などはすぐに画面を切り替えられるATEM Miniなどのスイッチャーがあると、とても便利。いちいちZoomの画面共有の操作をする必要がなく一瞬で画面が切り替わります。テンポが全然違ってきますのでワタクシにとっては必須アイテム。
マイクの音質
意外とないがしろにされがちなのがマイクの音質。一番、性能が低いのは古いパソコンのマイクをそのまま使っているパターン。とても聞き取りにくく外付けのマイクを使いましょう。Webカメラとセットになったものもありますが、マイク単体がベスト。USB接続できる手軽なものもあります。ワタクシの場合はマランツのコンデンサマイクをYAMAHAのミキサーに接続して使っています。
指向性があるため声以外の余分な音はほとんど拾わずクリアな声を届けることができます。なお、マイクの位置が遠いとこもったような声になり本来の性能が活かせませんのでできるだけ口元に近づけるようなセッティングをしてください。
長時間のZoomでの会話だとスピーカーとマイクが楽ですが、複数人数が同時に会話をすると音がかき消されるという欠点があります。ワイガヤしたい場合は全員がヘッドセットもしくはAirPodsProなどのマイク付きのイヤホンを使うと同時に重ねて会話をすることができます。他のオンラインサービスではマイクとスピーカーでも同時に会話しやすいものもありますので、今後はあまり気にならなくなるかもしれません。
カメラの画質は自分で確認できますがマイクの音質は録音しない限り自分で確認できません。中華製のヘッドセットなどはノイズが乗ったりするものもありますので十分な注意が必要になります。気の置けない仲間なら指摘してくれますが、そうでない場合は知らずに相手にストレスをかけていることが多々あります。
定期的に声が適正な大きさでハッキリ、クッキリ相手に届いているか録画して確認しましょう。
ライティング(光のコントロール)
見た目を上げるのに一番重要なのがライティング(光のコントロール)になります。写真も同様ですが適切な光を当てるかどうかで全然表情が違ってきます。まんべんなく明るく光を当てると肌が綺麗になり元気よく美男美女に映ります。
一方、天井の蛍光灯だけだと顔が暗くなり陰気で元気のないように見えてしまいます。最近は婚活や恋愛の出会い系サービスでも「まずはオンラインで会いましょう」というのがスタンダードになっています。その際に魅力的に見えるか、そうでないかは後々、大きな影響を及ぼします。
せっかくなら見た目を120%輝かせて、魅力的に見せたいもの。その際に必要なのはLEDライトになります。写真用の本格的なものからパソコンの上部に取り付ける簡易的なものまであります。自分の環境にあわせて購入してみてください。
ポイントとしては1つより2つ、2つより3つの方が影ができず綺麗に映るということ。ワタクシの場合は正面にバータイプのLEDライトを設置し、左横にLEDライトスタンドを置き、右横はサブモニターを設置してデンソーウェーブの「白画面」を全面に映してレフ板代わりに使っています。照明があるのとないのとでどれだけ違うのか比較の画像を掲載しておきます。
天井からの照明のみ
天井からの照明+正面LEDライト(バータイプ)
天井からの照明+正面LEDライト(バータイプ)+左側LEDライトスタンド
天井からの照明+正面LEDライト(バータイプ)+左側LEDライトスタンド+右側サブディスプレイ(白画面)
天井からの照明だけと3箇所からライトを当てるのとでは全然顔の表情が違うのがおわかりいただけると思います。せめて正面からのライトだけでも購入してみてください。なお、リングライトは絶対に買ってはいけません。特にメガネを掛けている人は丸く反射しますので格好悪くなります。そもそもリングライトって地下アイドルとかAV女優ぐらいしか使わなかったんですけどね…。プロのカメラマンはまずリングライトは使いませんのでご注意あれ。
以上、Zoomなどのオンラインミーティングであなたをより一層魅力的にみせる4つのポイントを紹介いたしました。これからは婚活や恋愛マッチングアプリでマッチングしたとしてもまずはZoomで会うことが多くなります。その場合に自分を魅力的にみせるためにも、設備投資してみてください!
ほな!おおきに!