大根おろしは鬼おろしが絶対オススメであります







ちょっと前から妻が「鬼おろし」が欲しいと言っておりました。大根おろしを粗くおろせる竹などでできたキッチンツール。我が家には、私が独身時代に買ったセラミック製の大根おろしがあり、正直それでいいのになぁと。でも、味や食感が全然違うと言うのでハンズやネットなどで探したものの、これ!といった決め手になる鬼おろしが見つからず。木ネジで止めてあったりどうも見た目が美しくない。

Amazonで見つかったのはこんな感じ。

実は私の頭のなかには「おそらくここの鬼おろしが一番」というのがありました。それは「竹工房オンセ」の鬼おろし。ここは百貨店の職人展などに出店されている大分の竹細工工房で、竹製品のクオリティが半端なく高い。ただ、「鬼おろしを扱っていたなぁ」ぐらいの認識だったので、どんなものかは実際に見るまで確信がありませんでした。やっと今週松坂屋名古屋店の職人展に出店されるので、早速伺って実物を拝見しました。

で、見た瞬間「ニヤリ」。私の想像通り、いやそれ以上のクオリティ。特に側面からの見た目が美し過ぎます。木ねじは一切使わず、最低限の釘のみ。重要な部分はほぞ組してあります。これで1,944円はお値打ち。

竹工房オンセの鬼おろし。木ねじは一切使ってません。

鬼おろし

側面の竹の模様が美しい!!

鬼おろし側面

今まで使っていたセラミック製のおろし。これで満足しておりました。残念なことに(^_^;)
大根おろし

 

自宅に帰り、早速大根をおろしてみました。セラミック製と違って、水分が出てビタビタになることがないんです。見た目は適度なザクザク感がありとってもいい感じです。

おろし大根

 

実際に食べてみたら「美味い!」。今までの大根おろしなんだったのかと思えるぐらい美味しいです。いやはや、なんでもっと早くこれにしなかったのかと。人生42年、だいぶ損した気分(笑)今回はほっけの干物と一緒でしたが、みぞれとんかつにかけるにしても鍋料理に使うにしてもザクザクおろしの方が絶対に美味しいと思います。大根おろし好きな方はぜひお買い求めください。

竹工房オンセの店主高江さんは職人さんの中でも超一流のスペシャリスト。職人展に出るレベルの方は腕や商品は一流です。ただ、接客やおしゃべりも一流という方は残念ながら、かなり減ります。職人気質で口下手な方も少なくありません。しかし高江さんはおしゃべりも上手で一流。そして、何よりもすごいのがIT・ネット関連にも明るいんです。ネット販売にも随分前から取り組んでおられますし、Facebookもされてます。Facebookの投稿はとても上手でたくさんのいいね!やコメントがつきます。職人さんでここまで上手にネットを使っている方は知りません。年齢が若いならネットをするのは当然かもしれませんが、すでに大御所の領域にいて、この感度の高さは本当に頭がさがります。

ここまで鬼おろししか紹介してませんが、他に素晴らしい竹細工の数々を作っておられます。むしろ、鬼おろしは遊びの部分かと。
高江さんが誇る技術を最大限に活かした竹籠バッグは芸術品です。値段は10万円前後から、ものによっては20万円を超えますが、それだけの価値は十分にあります。時が経つとともにどんどん素敵な風合いになってきます。代々にわたって引き継げる素晴らしいバッグ。傷んでも完璧に修理してくれます。このバッグはある程度の年齢になって、和服で持てば、もうそれは素敵、素敵。もちろん洋服でも似合います。妻が私ぐらいの年齢になる頃には、プレゼントしたいなぁと計画しております。

オンセバッグ

その他、竹の箸も超オススメ。不思議なことにまったく滑らない。味噌汁の中のこんにゃくも簡単に掴めます。お魚も綺麗に取れますし使い始めた頃は感激しました。
この箸はものすごく丈夫なので相当長持ちします。今使っている箸もすでに数年経過してますが、全然問題ありません。1,296円でコストパフォマンス最高。

松坂屋名古屋店の職人展(前期)は明日7日(火)まで。高江さんは前期しかおられませんので、気になった方はぜひ訪れてみてください。

職人展は他にも素敵なものがいっぱい。目の保養だけでも訪れる価値があります。

竹工房オンセHP
※鬼おろしはネットでは販売してません。

ほな!