半沢直樹が好きなら100%楽しめる!映画評「七つの会議」







ここ10年程、民放のテレビドラマはほとんど観ていません。観た数少ないドラマは半沢直樹(直近と7年前)と逃げ恥、下町ロケットのみ。半沢直樹は7年前もどハマリしましたが今回もやはり面白くて久しぶりに夢中になっています。

先日、Amazonプライム・ビデオで映画を物色していたら「七つの会議」という作品を発見。レビュー数は700件以上、かつ星4つ以上で80%と超絶高評価。これは間違いなく面白いだろうと鑑賞しましたが期待を超える素晴らしい社会派エンターテイメント作品で2時間あっという間に過ぎました。

公開は2019年、昨年は結構な本数の映画を観たのですがワタクシのアンテナには引っかからず…。はて、なぜ映画館で観なかったのかが不思議なぐらい。

原作:池井戸潤、監督:福澤克雄、脚本:丑尾健太郎、音楽:服部隆之、出演:野村萬斎, 香川照之, 及川光博、片岡愛之助、北大路欣也とほぼ半沢直樹と同じ布陣。テイストもほぼ同じで現代歌舞伎のような作風に仕上がっています。

 

半沢直樹でも見られる「顔芸」はもちろん健在、半沢直樹には出演していない野村萬斎のぐーたら社員を装った鬼気迫る迫真の演技も見もの。

 

今どきこんな会社はおそらくありませんが、少し前は珍しくなかったと思います。パワハラ、隠蔽体質、責任のなすりつけなど日本企業の嫌な部分がたくさん出てきますが、勧善懲悪のストーリーで最後はスッキリ。

 

半沢直樹シリーズが好きな方は100%楽しめますし、そうでない方でも社会派エンターテイメントとして十分面白いと思います。Amazonプライム会員なら無料で鑑賞できますのでぜひ!ただし面白すぎて途中で止めることは難しいのでしっかりと時間を確保してからどうぞ。

七つの会議 ストーリー

都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫は、所謂“ぐうたら社員”。課長の坂戸からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果さず、定例の営業会議では傍観しているのみ。ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。 そして、下された異動処分。訴えた当事者は八角だった。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島が新課長として着任する。成績を上げられずに場違いにすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた…。

 


 

ほな!おおきに!