先日、富山でセミナーがあり、とても魅力的な内容だったので思い切って行ってみることにしました。
昨年から、なぜか富山の情報がワタクシのアンテナに引っかかりまくっています。
その理由を探るのも兼ねて一泊二日で富山へ。
富山へは9年前に一度訪れたことがありますが、その時は貸切バスで行ったので、フリーで行くのは初めてになります。
どこの宿に宿泊しようかBookingドットコムなどで検索し、今回はお値打ちかつ、とっても楽しそうな「いるかホステル」というドミトリータイプの施設へ宿泊しました。
場所は富山駅から歩いて数分の場所にあります。
ただし、夜だったこともあり、入口がわかりにくく、迷いました。
実は受付の方から「入口がわかりにくいので添付の写真を参考にしてから来てください」とメールをいただいていたのに、そのメールを見ておらず…。反省。
GoogleMapには「ボルファートとやま 2階」と書いてありますが、いるかホステルはボルファートとやまの入口とは全く別の階段から上がります。
ここに宿泊する際は必ず入口の画像をチェックしてから訪れましょう。
チェックインは16時から、玄関はオートロックになっており、23時以降〜朝8時までは暗証番号を押さないと入れない仕組みになっています。
入るとすぐに受付カウンターがあり、ここでチェックインして玄関の暗証番号と貴重品ロッカーの暗証番号を書いた紙を渡されますので、無くないように保管しましょう。
ベッドルームは簡素な作りですが、眠るには十分な広さ。
カプセルホテルのような天井の低さはなく立つことができるほど高さがあります。
2階もありますが、今回は1階の奥の場所になりました。
23時から8時までは消灯時間となっており、静かに過ごす必要があります。
マットレスは柔らかめですが、身体が痛くなるようなことはなく、ぐっすり眠ることができました。
ひとりいびきの大きい方がおられましたが、それ以外はとても静か。
車の音もせず、静寂の世界。
もし、いびきがうるさい方がおられる時は受付に耳栓が置いてあるのでそれを使いましょう。
奥の部屋は村上春樹の著書がすべて置いてある「ハルキストの部屋」になっています。
ワタクシがいるかホステルを選んだひとつの理由はこれにあります。
海外翻訳の本もたくさんあり、ここに置いてない海外版を寄贈すると一泊無料で宿泊できる特典があります。
今回は読書する時間がありませんでしたが、余裕のあるときにはここで本を読みながら過ごしてもいいと思います。
シャワールームは2つあり、十分な勢いの湯量がありました。
タオルは無料で借りることができますのて、持っていかなくても大丈夫。
ドライヤーもありますので髪の長い女性でも問題ありません。
ワタクシは全く使わないので不要ですが(笑)
靴を乾かすための靴専用ドライヤーがありますので、雪や雨で濡れた靴を乾かすことができます。
その他、キッチンがある共用スペースがあり、宿泊者が集ってきます。
その夜は家を持たず、ここに住んでいる体育教師の方や旅行しているアメリカ人女性など、面白い方々との出会いがありました。
体育教師の方は東京からこの4月に移住してきて、そのままホステル暮らしをしておられます。ただ教育委員会から正式な許可が出ていないらしく、ちょっとした問題になっているとのこと。
何がいけないのか全く理解できませんが、ホステル暮らしは前例がないらしく、頭のカチカチの教育委員会のお偉い様方が戸惑っているのでしょうか。
一般人と違った思考を持って、毎日ホステルに来る色んな人と交流してる先生ってとっても魅力的だと思うんですが…。
アメリカ人の女性とは30分ほど話していましたが、日本語はほぼ話せなかったため、会話はすべて英語。
英会話は久しぶりでしたが、意思疎通はできて「あなた、英語上手ですね!」とお世辞だとは思いますが褒めていただきました。
ただし、パッと単語が出てこないので、コンスタントに英語を学ぶ時間を作ろうかな…と改めて思った次第。
そして、受付の女の子も、とっても可愛かったことをお伝えしておきます(笑)。
いるかホステルは一人で誰とも話すことなくプライベートのホテルライフを楽しみたいという方には向きませんが、ホテルに集う人たちとの交流や村上春樹好きな人たちとの交流が目的ならとってもオススメ。
普段、家族で宿泊しているマリオットホテルやウェスティンホテルなどの高級ホテルとは全く趣が違いますが、これはこれでアリ。
また富山に来る際はここを利用したいと思います。
ほな!おおきに!