熱田神宮宝物館の秋季企画展へ行ってきた







熱田神宮の宝物館で9月29日(金)から開催されている秋季企画展「熱田神宮の特殊神事〜連綿と伝わる宮廷儀式〜」へ行ってきました。

 

熱田神宮宝物館の企画展は素晴らしい企画ばかりでここ数年は毎回欠かさず訪れています。今年の1月に開催された新春企画展の「日本の聖地〜神々の宝物〜」も観たこともない宝物が並んでおり、感動しました。

熱田神宮の御垣内参拝と宝物館拝観してきた

 

熱田神宮では、皇室の繁栄、五穀豊穣や国民の平穏を祈念する恒例祭典・神事が、年間70余度斎行されています。神社にとって特別由緒をもち、神社固有の神事・祭祀を、現在では「特殊神事」と称しています。秋季企画展では、熱田神宮の特殊神事を中心に、その神事を表した絵画や文献資料、また実際に神事の執物として使用された宝物約100点を展示し、熱田神宮の特殊神事を時系列で紹介しています。

1. 1月5日 初えびす
2. 1月7日 世様神事
3. 1月11日 踏歌神事
4. 1月15日 歩射神事
5. 2月17日  御田神社祈念祭
6. 3月15日 舞楽神事
7. 4月8日 豊年祭(現在は5月8日)
8. 5月4日 酔笑人神事
9. 5月5日 神輿渡御神事
10. 6月5日 南新宮社祭(熱田祭り)
11. 6月30日 大祓
12. 7月7日 神宝風入
13. 12月25日 御煤納神事

以上13の神事を文献や神事で使用するアイテムなどと共に紹介しています。熱田神宮を氏神さまとしている筆者としては見応えある企画展となりました。

どの神事も素晴らしいですが、1月11日の踏歌神事は特に素晴らしく一見の価値あり。日本文化の歴史を体感できます。

熱田神宮の「踏歌神事」を観てきた

 

展示品の中で個人的にとても気になったことがあります。酔笑人神事のときに面を使うのですが、その面は顔に付けるのではなく、袖の中に入れるとのこと。そしてその面は絶対似見てはならず、箱から出す時は少しだけ蓋を空け、その隙間から袖の中に入れ、しまう時も見えないように箱の中に入れます。一体どんな面なのか、すごく気になりました。

秋季企画展の本税込1,000円で販売されていたので、永久保存版として購入しました。この内容で1,000円はお値打ち。

 

近々、熱田神宮へ参拝する方は、ぜひこの「秋季企画展」にもお立ち寄りくください。

熱田神宮秋季企画展
「熱田神宮の特殊神事〜連綿と伝わる宮廷儀式〜」

会期
9月29日(金)~10月24日(火) 午前9:00~午後4:30
入館は午後4時10分まで

場所
宝物館

入館料
・大人500円(300円)、小中学生200円(100円)
( )内は20名以上の団体料金

 

ほな!おおきに!