書評 「気まぐれコンセプト 完全版」ホイチョイ・プロダクションズ著 







少し前にどなたかがFacebookでオススメしたいたホイチョイ・プロダクションズの「気まぐれコンセプト完全版」。ただし価格が2,808円と高く躊躇していました。先日、図書館の「本日返却された本」の中にこの本が置いてあり即借りてきました。

 

この「気まぐれコンセプト完全版」の価格が高い理由がわかりました。984ページもありちょっとした辞典ほどの厚みがあります。Amazonの表紙の写真ではこの辺りがわからず。という訳で、この価格は納得。

 

iPadminiと比較するとその厚みがよくわかります。

 

連載開始から35年間のベストセレクション

その時代の最先端の流行を、4コマギャグ漫画で紹介してきた『気まぐれコンセプト』。スピリッツの35年の歩みと時をほぼ同じくして、休み無く週刊連載を続けてきた本作の集大成版!2015年のリニューアルまでの、第1シーズンのネタを選り抜きで収めた一冊です。

1981年~2015年にかけての漫画作品のほか、各年流行したエンタメ情報や、その年のベストCMを記事で紹介します!
さらに、「最新広告用語辞典」も収録する豪華仕様。1981年~2015年に青春時代があった世代の人々にとって、「心のアルバム」となる一冊です!

【編集担当からのおすすめ情報】
合コンが廃れてきていると言われている昨今ですが、この『気まぐれコンセプト完全版』では、懐かしの「合コンゲーム」ネタを集めたコーナーも収録!
今、逆に、「へー! こんなゲームがあるんだー!」と宴が盛り上がること間違いなし! 全世代のチャラ男のみなさん! クラシカルにしてモダンなモテテクの
バイブルと言えば、『気まコン完全版』でキマリですよ!

 

気まぐれコンセプト完全版」を読めば80年代から現在までの日本の歴史を簡単に把握でき、日本の風俗を知るにはうってつけの一冊。広告業界の話が中心ではありますが、世の中の雰囲気などはしっかり掴むことができます。筆者は1972年生まれなので、1985年ぐらいからの話題はしっかり記憶があり、楽しむことができました。Macのラップトップが3kg、最初の携帯電話は900gもあったというのを思い出しました。今やMacBookが900gそこそこなので、技術の進化は凄まじい。

モテる条件も35年前と今では全く異なっています。昔はオシャレな車は必須だったのが自転車でもよくなりましたし、これからもどんどん変わっていくことでしょう。

節目の年だけアップしてみました。

1983年 妻が生まれた年

 

1996年 筆者が入社した年

 

2005年 結婚した年

 

その他の年も懐かしい出来事がたくさんあり、アラフォーから上の世代なら30年分、アラサーの年代なら20年分は理解できて、それより前の知らない時代も楽しめます。

 

日本の出来事を簡単に理解するには、とてもいい本ですが、買ってまで読む本ではないような気もしますので、図書館で借りてみてはいかがでしょうか。中古で1,500円ぐらいなら買ってもいいかもしれません。

ほな!