明治神宮で開催されている現代アートの野外彫刻展「天空海闊」へ行ってきた







東京・渋谷にある明治神宮で「神宮の社芸術祭」の一環として野外彫刻展が開催されていると小耳に挟み、雨がシトシト降る生憎のお天気ではありましたがファンである名和晃平氏の作品があるとのことだったので行ってきました。

日本を代表する神社のひとつである明治神宮は初詣の参拝客で毎年ナンバーワンなので一度訪れたいと思っていましたがなかなか機会がなく48歳にして初めての訪問となりました。

ご参考 神社初詣参拝神者数ランキング

1.明治神宮(東京都渋谷区):約319万人
2.伏見稲荷大社(京都府京都市伏見区):約277万人
3.住吉大社(大阪府大阪市住吉区):約260万人
4.鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市):約251万人
5.熱田神宮(愛知県名古屋市熱田区):235万人

神社の頂点に君臨する伊勢神宮は立地的に不利なため20位以下

 

今年は明治神宮鎮座百年を記念して芸術と文化のフェスティバル『神宮の杜芸術祝祭』が約1年間にわたり開催されています。この祭典の一環として、野外彫刻展『天空海闊(てんくうかいかつ)』が12月13日まで行われています。

六本木の美術館から移動し代々木駅で降車して明治神宮を目指すものの案内看板がないため道がわかりにくい…。やっとのことで鳥居に辿り着きました。

 

事前に「天空海闊」のイベントのマップをチェックしてあったのでそれを見つつアート作品のある場所へ移動しました。はじめはステンレスミラーやシェイプドキャンバスによるインスタレーションを制作する船井美佐氏の作品を見に行ったのですが、これがまたわかりにくい…。誘導看板は何もなく作品は森の中にポツンとあるだけ。おそらく事前に情報を知っていない限り気づかないと思われます。

 

その後も現代美術家の名和晃平氏、ニューヨークを拠点に活動する画家・松山智一氏、木彫で動物を表現した「ANIMALS」シリーズで知られる彫刻家の三沢厚彦氏の作品を見て回りましたがウロウロと迷いつつやっとのことでそれぞれの作品に辿り着きました。明治神宮がとてつもなく広くて手元で見ていたマップの縮尺と距離感が掴めていなかったのも迷った原因のひとつ。熱田神宮程度の大きさかと思っていたのですが倍以上の面積がありました。

 

重たい荷物をコロコロ引きつつ雨が降っていたこともありかなり体力を消耗し正直ヘトヘトになりました。それでもなんとか本殿にお参りしておみくじを引いて原宿駅まで辿り着きました。

 

今回のイベントで感じたのはせっかくのアートイベントなのに勿体ないなと…。おそらく明治神宮に参拝に来てこのイベントに気づいた人は皆無だと思います。ワタクシのように下調べしていてもわからないので、まず気づくことはないでしょう。

せめて出入口などの要所に看板を立てたり、ポスターを貼ったりすれば全然違うと思うのですが…。個人的に大ファンの名和晃平氏の作品が知られないまま通り過ぎられるのはあまりにも不憫で…。

というわけで決してオススメできるイベントではありませんし、このイベントのためにわざわざ足を運ぶほどではありませんが明治神宮の参拝がてら訪れるなら見る価値はあります。ただし、相当わかりにくいので覚悟の上お出かけください(笑)


 

ほな!おおきに!