先日、とあるイベントで包丁屋さんと仲良くなりました。
その店は販売だけでなく、そこで購入した包丁は無料で研ぐサービスを行っています。
1年に3回ほど出店しており、毎回、一定数の顧客が使った包丁を持って店舗を訪れます。
研ぎだけを頼む方もいますが、半分以上は何かしら商品を買って帰られます。
包丁は使っていると確実に切れ味が悪くなるので、定期的に店に足を運ぶことになります。
この「包丁を研ぐために来店する」というビジネスモデルは、とても良くできており、毎回、一定の売上が確実に見込めます。
その店の方が使っていたのが今回紹介する「キング 両面砥石」と砥石を固定するための「ワンツースリー砥石台」。
砥石は100均でも売っていますが、やはりある程度のクオリティのもので研がないと包丁本来の切れ味を出せないとのこと。
キング両面砥石は4,000円前後、砥石台は2,500円前後なので両方合わせて7,000円弱で揃います。
砥石台は無くても研げますが、力をかけたときに動かず固定できるのであった方がいいでしょう。
研ぐ過程は、事前に間近で見ていたのですが、自宅に帰ってYoutubeで検索して色々参考にしました。
今はなんでもYoutubeにあるので本当にいい時代になりました。
キーワードで検索さえできれば、無料で色々なことを学ぶことができます。
今回参考にしたのはこちらの動画。
それぞれ、若干研ぎ方が違ったりしますが、共通する項目がありますので、自分なりにアレンジして研いでみました。
ポイントをまとめると下記の通り
・砥石は5分ほど水に浸けておく
・研ぐ際は押すときに力を入れる
・包丁を3〜4つのエリアに分けて少しずつ研ぐ
・水をかけながら研ぐ
・かえりがあれば滑らかにする
・仕上げは細かい面で優しく磨く
・仕上げの確認は刃を親指の爪に当てて動かなければ出来上がり
・研ぎが終わったら100均の砥石で砥石を磨いて平らにする
・最後は陰干しして乾燥させる
これまでは包丁をこするだけで切れ味が良くなるという京セラの「包丁研ぎ器 シャープナー」を使っていました。
確かに多少は切れ味が良くなるのですがスパスパ切れるようになる感じはせず…。
あくまで応急処置的な感じがしていました。
新聞紙の端に包丁を当てて動かしたら、スーッと新聞紙が切れます。
お刺身を食べるのに魚をサクで買って切ってみましたが、面白いように切れるとともに食べた際の舌触りや食感が確実に良くなり美味しくなりました。
最近は小学5年生の娘が料理に夢中になっており、切れる包丁を使えばさらに料理の腕が上がるということもあり、今回砥石を購入した次第。
手軽に切れ味を良くするならロールシャープナーでもいいかもしれませんが、包丁が持っている本来の切れ味を味わいたいのであれば、ぜひ本格的な砥石で研ぐことをオススメします。
その切れ味に、きっと感動するはず。
ある程度、ロールシャープナーで磨いてから砥石で磨くと時短になるので、そういった使い方もありかもしれません。
そして、砥石で包丁を研いでいる時は無心になれますので、精神的にも落ち着いて心地よい達成感を味わえるという副産物がありました。
今後は月に1回、包丁を研ぐという楽しみが増えました。
料理をする方はもちろん、料理をしない方も、ぜひ包丁を使って料理をして、包丁を研ぐ楽しみを味わってみてください!
ほな!おおきに!