Canon製デジタルカメラをMacのWebカメラとして使えるサービス「EOS Webcam Utility」がリリースされました!実はZoomアプリでもEOS6Dでも使える!







Canon製のカメラをZoomなどのオンライン通話で仮想カメラとして使えるユーティリティ「EOS Webcam Utility」のMac版がようやくリリースされました。すでにWindows版はリリースされていましたが、最近はMacしか使わないのでリリースを首を長くして待ったところ5月28日にようやく出ました。

今回はセットアップ方法やZoomでの使い方を説明します。また対応カメラには入っていないEOS6Dが使えるのか?そしてZoomのアプリベースでも使えるのかの検証もいたしましたのでお楽しみに!

対応カメラ一覧

EOS-1D X Mark III
EOS-1D X Mark II
EOS 5DS R
EOS 5DS
EOS 5D Mark IV
EOS REOS 6D Mark II
EOS RPEOS 7D Mark II
EOS 90D
EOS 80D
EOS 77D
EOS Rebel T7i
EOS Rebel T6i
EOS Rebel T7
EOS Rebel T6
EOS Rebel SL3
EOS Rebel SL2
EOS Rebel T100
EOS M6 Mark II
EOS M50
EOS M200
PowerShot G5X Mark II
PowerShot G7X Mark III
PowerShot SX70 HS

サポートされるmacOSバージョン、対応アプリ一覧

「EOS Webcam Utility」がサポートするmacOSバージョンは、macOS Catalina(10.15)、macOS Mojave(10.14)、macOS High Sierra(10.13)。サポートされるアプリケーションは、Google Chromeを利用したブラウザベースの一部アプリのみ。Safariやデスクトップアプリでは使用できません。

と記載されていますが、実は他の機種やデスクトップアプリでも使えることが確認できましたので報告いたします。まずはその前にダウンロードなどの手順を説明します。

「EOS Webcam Utility」のダウンロード、インストール、初期設定

「EOS Webcam Utility」ページにブラウザでアクセス。なお、「EOS Webcam Utility」はCanonUSAからの配信になるため表記はすべて英語になります。日本語で読みたい方はChoromeの日本語変換機能を使いましょう。画面上で右クリックすれば「日本語翻訳」のメニューが出てきます。

 

Webカメラとして使用するCanon製カメラを選択。

 

自分自身が使用しているmacOSバージョンが「Operating System」の横に表示されていることを確認した上で、「EOS Webcam Utility Beta 0.9.0 for macOS」を選択し、「SELECT」をクリック。

 

「DOWNLOAD」をクリック。

 

zipファイルがダウンロードされ、解凍すると「EOSWebcamUtilityBeta-MAC0.9.0.pkg」ができるのでFinderを開き、ダブルクリックして手順に従ってインストールします。特に難しいことはありません。

「EOS Webcam Utility」のインストールの際は、Google Chromeを閉じる必要があります。またインストールを完了するためにはMacを再起動を求められますので事前に下書き中のデータなどは保存してアプリを閉じておきましょう。再起動すればCanon製のデジカメがWebカメラとして使えるようになります。ワタクシの場合、EOS6D をWebカメラとして使っていたため、そのまま使えるか検証してみました。カメラとはUSBで接続してあります。電源をONにしてZoomのアプリを立ち上げてみました。

一説にはGoogleChromeのブラウザ上でしか使えないという噂もありましたが、Zoomアプリでも使用することができました。ただし、使うことができるのはターミナルで認証コードをいれているためだと思われます。おそらくデフォルトのままでは使えないような気がします。

 

 

Zoomの設定画面のビデオの設定からでも選択できます。

 

対応カメラ一覧にはEOS6Dmk2しかなかったのでEOS6Dは使えないかと思っていましたが全く問題なく動きました。長時間使うと落ちたりするかもしれませんが今のところはEOS6Dmk2と同様に動いています。
※サポート対象外なので利用は自己責任でお願いします


 

今までCameraLiveとCamTwistという2つのアプリを同時に使うことでEOS6DをWebカメラとして使っていましたが「EOS Webcam Utility」のMac版の登場によりこれらのアプリは使う必要がなくなりました。Zoomのカメラ一覧から選ぶだけになったのでかなり便利になり、大満足。キレッキレの高解像度でZoomを使うことができます。

 

MacとデジタルカメラをHDMI接続できるATEM miniを注文していますので、それが来ればこのアプリは必要なくなりますが、それまでは大活躍します。またスイッチャーやビデオキャプチャカードを持っていない方は設備投資をすることなく使えるようになりますのでぜひ「EOS Webcam Utility」をインストールしてCanonのデジカメをWebカメラとして使ってみてください。

なお、ライティングもめちゃ大切なのでぜひLEDライトを購入してください。全然映りが違いますので…。オススメは少々大きくなりますがNeewerのLEDライト。輝度が調節できるものを選ばないと白飛びしてオバケみたいになることがあるので必ず調整できるものを選びましょう。

 

ほな!おおきに!