アマチュアの46歳のおっさんが3,000万円のベーゼンドルファーのグランドピアノを娘と連弾してみた







人生の目標リストの中に「娘とピアノの連弾する」という項目があり、4年前に長女と一緒に発表会に出て、まずは達成しました。今年、次女が9歳になったので、再度連弾にチャレンジ。長女と弾いたのはとなりのトトロの「さんぽ」で、今回次女と弾くのは魔女の宅急便の「海の見える街」とどちらも久石譲作曲のジブリ映画のサウンドトラックの曲目。

久石譲作品はどの曲もメロディが美しく、どれだけ聴いても飽きません。そして何年経っても古臭さを感じさせないのは映画と同様。最近ブログを書くときはほぼジブリメドレーを聴きながら綴っています。

 

本番の2週間前にピアノの先生がベーゼンドルファーのグランドピアノを借りてくれました。お値段は約3,000万円とのこと。ベーゼンドルファーはスタンウェイと上位を争うウィーンのメーカーであり、素人が弾く機会はそうそうありません。この日は仕事だったのですが、遅番に変更して練習してきました。

 


 

まずはそのロングボディに圧倒されます。グランドピアノと言っても様々なレベルがあり、このピアノはその中でも最高級。ピアノの鍵盤は通常88鍵ですが、ベーゼンドルファーは一番下のオクターブからさらに黒い鍵盤が配置されています。演奏で実際に弾くことはまずありませんが、これがあることにより、低音を弾いても歪みがない低音が鳴るとのこと。その分幅が広がりもコストも増えますが妥協のない音が得られます。


 

スタンウェイは何度か弾いたことがありますが、ベーゼンドルファーは初体験。実際に弾いてみたところ、まずタッチが最高。軽めではあるものの、確実に指の情報を伝えてくれて、凄まじく厚みのある音がなります。また、ペダルを踏むと響く、響く。サスティンペダルを軽く踏んだだけでぶわーっと周りに響き渡りめちゃくちゃ気持ちいい。

 


 

普段は電子ピアノでしか弾いていないのでギャップがすごくて感動しきり。いやはや毎日こんなピアノで練習できたら楽しくて長い時間弾いてしまいそうな気がします。ただし、これを自宅に置こうと思ったら防音対策した最低10畳以上の部屋が必要になりますので、豪邸に住んでないと無理でしょう。さらに注文してから手元に届くまで、製作現場を完全に白紙の状態に戻し、生産を開始出来るまでの準備期間を除いて、6年の歳月を必要とします。ちょっと憧れはしますが、実際使うには敷居が高すぎます。

今回は素人ながらベーゼンドルファーを弾くという貴重な機会に恵まれました。人生、まだまだ初めて体験することがたくさんあります。今回のような機会を与えていただいたピアノの先生に感謝、感謝。毎年の目標の中に新しいことに挑戦するというのを入れてますので、これからもどんどん未知の世界に足を踏み入れていきます!

ピアノの発表会は5月12日(日)熱田区文化小劇場(区役所と同じ敷地)で開催されますので、もしよかったら冷やかしがてら聴きに来てください。前回の発表会は人生で一番緊張したので、今回はどうなることやら…。

ほな!おおきに!