コンデジが売れない時代にコンデジを使ってますが何か?Canon PowerShot G7Xmk2レビュー G7Xmk3との違いは?







コンパクトデジタルカメラの売上が激減しています。理由は簡単でスマホでそこそこ綺麗な写真を撮影できてしまうから。一方でレンズ交換式のデジタルカメラは堅調に推移しています。市場規模こそ大きくはないものの、毎年少しずつ増えています。交換式レンズで本格的に写真を撮りたい市場はスマホで撮影するのと圧倒的に撮れる写真が違うため競合しませんが、ほとんどのコンデジはスマホで撮影するのと大差がないので完全に競合し売上が激減しています。

ただし、RICHO GR、 SONY RX100など一部のコンデジは未だ人気があり、新機種が出るたびに売れています。本格的に写真を撮る際はデジタル一眼レフカメラのCanon EOS6Dmk2を使っています。フルサイズ一眼レフカメラの中では軽量ではあるものの、短焦点の明るいレンズと組み合わせると、かなりの重量とサイズになり、普段手軽に持ち歩くというのには向きません。

仕事帰りにスナップ写真を撮ったり、出張先で訪れた飲食店で料理を撮影したりするにはスマホでは力不足。かといってデジタル一眼レフを持ち歩くのは重くてたいへん。そこで重宝するのが比較的センサーサイズの大きいコンデジになります。候補としては先述の RICHO GR3、SONY RX100とCanon GX7mk2の3つに集約されます。予算が許すのであれば先日発売されたRICHO GR3が画質や使い勝手などを考慮すると断トツのオススメですが、11万円を超えますのでなかなか手を出しにくい価格なのも事実。

そこまで使い勝手や画質などを追い求めてないのであれば、SONY RX100シリーズかCanon PowerShot G7Xmk2のどちらかになります。昨年、どちらを購入しようかかなり迷い、色々調べたところ、売れ行きとしてはモデルチェンジを重ねて確実に進化を続けている SONY RX100シリーズが上ですが、ユーザーインターフェイスがデジタル一眼レフと統一されているのは何かと便利なのでPowerShot G7Xmk2を購入しました。 なお先日PowerShot G7Xmk2の後継機のPowerShot G7Xmk3が発表されました。単体でYoutubeライブ配信ができるなど動画機能が強化されていますが、価格も上がっていますので、最新の機能が必要なければ価格が下がっているPowerShotG7Xmk2で十分だと思います。外観や操作性はほぼ変更ありませんのでPowerShot G7Xmk3を検討している方にも下記のレビューは参考になるかと思われます。

PowerShot G7X Mark3 紹介動画【キヤノン公式】

購入してから半年以上経ちますが操作性などは良好で特に問題はありません。特に便利だと感じるのは露出補正ダイヤルがあり、すぐに変更できること。基本的にはプラス2/3~1段ぐらいの補正をかけて明るく撮るようにしていますが、バックが極端に黒や白の場合は変更しなければならず、その際には直接触れるダイヤルは重宝します。

 

質感は高級感があり、プラスチックでできたコンデジとは一線を画します。一応、ポップアップ式フラッシュが装備されています。使ったことはありませんが。

 

バリアングルモニター装備なので、自撮りや高い位置からモニターを見ながら撮影することができて便利。

 

側面にWi-Fi接続ボタンがあり、ここを押すと接続の画面になりダイレクトにスマホと繋がります。

 

ストラップは大人気のサクラスリングを使っています。幅が広いので重さを感じません。またデザインがオシャレなのでとても気に入っています。


 


 

レンズは高額3倍ズームですが、ズームを使うことはほとんどなく、ほぼ広角側で撮影しています。残念ながら周辺の画像はかなり流れるため、よく見ると一眼レフカメラで撮影した画像とはかなり違ってきますが、料理を撮影する際はバックがほどよくボケた綺麗な写真が撮れます。やはりスマホとは全然クオリティが違うため、ブログで紹介するとなるとコンデジは必要になってきます。

先般、東京へ美術館巡り&グルメの旅へ行ってきましたが、その時もこの Canon G7Xmk2が活躍しました。穴子箱めしやとてつもなく美味しい焼肉を食べてきましたが、綺麗な写真を撮ることができたのはこのカメラのおかげ。デジタル一眼レフを持ち歩くまでではないけど、スマホでは物足りないというときにはこのクラスのコンデジは重宝します。

 

ほとんどの方はスマホの写真で十分だと感じていると思いますが、SNSなどで情報を発信している場合はやはり綺麗な写真を撮ったほうが効果があります。スマホは年々進化しており、そのうちこのクラスのコンデジを凌駕するようになるような気もしますが、現時点ではまだハイクラスコンデジのメリットはありますので、もし手軽に綺麗な写真が撮影したい方は候補にいれてみてはいかがでしょうか。

ほな!おおきに!