書評 結局「すぐやる人」がすべてを手に入れる







2016年Amazon上半期ビジネス本ランキングで第1位を獲得した“結局「すぐやる人」がすべてを手に入れる”。少し前に読了しておりましたがこの度Amazonランキング1位になったのでレビューいたします。この本は尊敬する「愛知の文具王」からオススメ本としていただいた1冊。タイトルからしてすぐ読まないといけなかったのですが他に読む本がたくさんあり、いただいてから2週間後に読了しました。

読み始めたらとても読みやすい文体だったのであっという間に楽しく読めました。内容としては今まで出版された自己啓発本と大差はありませんが忙しい現代に合わせて「10秒」というキーワードをクドいほど使ったのがヒットの要因でしょうか。では付箋を貼った点を列記します。
 

6つの他力を使え!

自力で頑張っても限界があります。上手くやるにはいかに他力を使うかがポイント。

1.ヒトの力を使う
・ヒトに協力してもらう、部下を使うなど
2.モノを使う
・道具に働いてもらう、PCなどを使いこなすなど
3.お金を使う
・お金で解決できることはお金を使う
4.知識・情報を使う
・情報をうまく収穫して、自分の時間や行動を変える
5.スキル・ノウハウを使う
・スキルやノウハウを学び活用する
6.その他使えるものを考える
・その他あらゆる方法を活用する

2,4,5,6は駆使しておりますが1,3がどちらかというと苦手なので克服していきます。

 

「考える」と「悩む」は、全く違う

「考える」と「悩む」は似たような言葉ですが意味は全く違います。「考える」とは論理的思考を使って、何らかの解決を図るために頭を使うこと。一方「悩む」というのは「行動に結びつかないように考える」こと。

悩むことから脱出するには
1.ポジティブな気分に浸る
2.仮でもいいから結論を出す
3.「どうしたらできるか」をとことん考える
4.他人のアドバイスは自ら取捨選択する
5.結論が出たら行動する

 

「感情表現の3要素」とは「表情」「動作」「言葉」

この3つをコントロールし変化させることで気分は簡単にリセットできる。大笑いしたら嫌な気分は一気に吹き飛びます。個人的には吉本新喜劇が最近のお気に入り。

 

人生を変える人は「自分の目標」を持っている

仕事でもプライベートでも明確な目標を持つことが大切。今まで人生の目標なんて考えたこともないという方は「何の制約もなかったら本当はどこで何をしていたいのだろう?」と每日問いかけてみる。私の仕事の目標は「与えられた時間内に最大限の効果を発揮すること」、プライベートの目標は「孫の顔をみること」。

ベストセラーだけあって参考になるフレーズがたくさん出てきます。著者がコーチングを学んだ平本あきおさんとはお会いしたことがありセミナーのカメラマンとして参加しました。その時コーチングの凄まじい威力を目の当たりにしたことを思い出しました。この本をきっかけにして今一度「何の制約もなかったら本当はどこで何をしていたいのだろう?」と每日問いかけてみたいと思います。

お値打ちなKindle版はこちらからどうぞ。

ほな!