書評「ルドルフとイッパイアッテナ」斉藤 洋著







子どもの読書感想文のための本を探していたところ図書館の小学4年生の推薦図書になっていたのが「ルドルフとイッパイアッテナ 斉藤 洋 (著), 杉浦 範茂 (イラスト)」。妻が借りてきたのでAmazonでレビューを見たら74件と多くはないものの、ほぼ5つ星でみなさん絶賛されています。内容がとても気になり早速読んでみました。

 

猫の「ルドルフ」がふとした事で遠い街へ運ばれてしまい、そこで出会った猫「イッパイアッテナ」との物語。なぜルドルフが人間の文字を読み書きできるようになったのかは読み進めていけばわかります。2匹のやりとりは本当に楽しく、人生は何が大切かを教えてくれる道徳的、哲学的な場面もたくさんあります。実家では猫を飼っており、断然ネコ派としてはネコの世界に飛び込んだような気分になれて一気に読了しました。

子どもに読み聞かせしても、とてもいい本だと思います。ただし、内容が面白いのでなかなか寝てくれないかもしれません。子どもの読書感想文がなければおそらく出会っていない素晴らしい良書。手元に一冊あってもいいかなと思い始めております。大人の方にもオススメいたします。特にネコ派のあなたにはイチオシ。

内容紹介
猫と人間、それぞれの愛と友情の物語。ひょんなことから、長距離トラックで東京にきてしまった黒猫ルドルフ。土地のボス猫と出会い、このイッパイアッテナとの愉快なノラ猫生活がはじまった……。

 

映画化されていたので早速ブルーレイを借りてきました。こちらも楽しみ、楽しみ。

 

ほな!