37分のワンカット映像から… 映画評「カメラを止めるな」







今年の目標の一つが1年間で映画を100本観ること。すでに86本目となり、このままのペースでいけば年末までには確実に超えることになります。最初は100本なんて絶対に無理だと思っていましたが、しっかり目標を立てて、ひと月8〜9本、一週間に2本と目標を細かく落とし込んでいったら可能性があることに気づきました。実際には月10本以上のペースで鑑賞することができています。

今年86本目の映画は「カメラを止めるな」。今SNSで話題の作品。普段はAmazonプライム・ビデオで映画鑑賞していますが、久しぶりに映画館へ足を運びました。ここ最近、SNSでこの映画の投稿を見ない日はないぐらい、人気があります。映画制作費はたったの約300万円。監督も役者もほぼ無名ながら、その作品の素晴らしさがネタバレしないような形でSNSで拡散されています。


 
6月の公開当初は上映されている映画館がたった2館と少なかったのですが、人気に火がつき8月初旬にはとうとう150館を超え、全国47都道府県で上映されることになりました。通常は公開日から時が経つにつれて、上映される映画館が減っていくのですが、逆パターンの珍しい現象が続いています。

冒頭37分に渡るワンカットのゾンビサバイバル映像から始まり…。これ以上はネタバレになるのでやめておきます。とにかく、楽しめることは間違いありません。今年、観た86本の映画の中でも、オススメ度は3本の指に入ります。

筆者が住んでいる愛知県で上映されているのは名駅のシネマスコーレと港区のTOHOシネマズ名古屋ベイシティの2箇所のみ。そして本日、8月17日(金)から岡崎市のユナイテッド・シネマ岡崎でも上映が始まります。

鑑賞した8月15日(水)はお盆期間中ということもありますが、TOHOシネマズ名古屋ベイシティの朝一番の上映回でもほぼ満席の状態。映画館がこんなに混んでいるのは久しぶり。興行収入は9月上旬に10億円突破も見えてきたとのこと。制作費約300万円でこの興行収入はとても夢があります。これからも上田慎一郎監督の作品を楽しみにしています。

なお、ワンカット映像は走りながらカメラを振り回す場面があり、かなり酔いました。鑑賞する際はできるだけ後方の席を選ぶことをオススメいたします。

この作品をきっかけに映画の面白さに目覚める方もたくさんおられます。映画館に足を運ぶのもいいですが、Amazonプライム・ビデオなら気軽に多くの作品を自宅や移動中にスマホやタブレットで鑑賞することもできます。ひと月無料のキャンペーンがありますので、興味があったら、一度試してみてはいかがでしょうか。

ほな!おおきに!