新型コロナウイルスによる外出自粛が終わって…良かったこと・そうじゃなかったこと振り返り







各地で緊急事態宣言が解除され、同時に外出自粛も解除されました。マスコミは恐怖と不安を煽って視聴率を稼ぐネタを切らさないように第二波を見つけるのに必死ですが、世界的に見ても感染者がやや盛り上がるタームはあるものの初回のようなパンデミックはまず起こっていませんので日本でも同様だと思われます。

ちなみに大阪の吉村洋文知事が「新型コロナウイルス対策本部専門家会議」を開催し「大阪大学 核物理研究センター」のセンター長・中野貴志教授が、「感染拡大の収束に外出自粛や休業要請による効果はなかった」と明言しました。ワタクシは常々、外出自粛やマスクの着用は意味がないと言っていますが、またひとつ証明された形になります。

 

この冬には第2波が来ますが間違っても外出自粛などしないように安倍総理ほか政府関係者の方々にはしっかりとこの検証結果を見て対応していただきたいと思います。

我が家は緊急事態宣言による影響は多分にありましたが、学校が休校になってから約3ヶ月、勤務先が休業になってから一月半、おかげさまでなんとか平和に乗り切ることができました。今回、ある意味貴重なこの期間を振り返って忘備録として記録しておこうかと思った次第。総括としては良かったこと9割、そうでなかったこと1割ぐらいでしょうか。世の中には逆のパターンの方も大勢おられると思いますがアメノミナカヌシ様に毎日お礼を言っていたおかげかと。

外出自粛期間中の振り返り 良かったこと

ITのオンラインでのスキルが格段に上がった

今までもどちらかと言えばIT系には強い方でしたが勤務先が休業になり仕事が約40日ほどお休みになったため普段よりかなり時間がありました。ただし、午前中は子どもたちの学校からの丸投げプリントをこなすため自分が教えたり、Youtubeの動画を探してきてそれを見させたりして過ぎていきました。そして昼ごはんの準備と後片付けで13時過ぎまではバタバタの毎日。

14時ぐらいから子どもたちが自宅の横にある大きな公園で遊んでくれるためその時間が自由時間となり、そこで様々なスキルを習得することができました。今回、特にスキルアップしたのは動画配信周りのアプリの知識の習得や実際に使っての学習になります。以前もスカイプやZoomは使っていましたがほぼ限定されたメンバーとだけで一般の方々とオンラインで話すことはほぼなかったのですが、この2ヶ月ぐらいはZoomをする方が爆発的に増えて、複数人数で一緒に学べる環境が整いました。

また自ら動画配信などもチャレンジしてみました。フリーウエアで多機能なOBS Studioというアプリがあり、これ一つで放送に必要な機能がほぼ網羅されています。全く使ったことがなかったのですがクロマキー合成やレイヤーを重ねての動画配信などができるようになりました。

ダイソーの100均素材でグリーンバックのクロマキー合成にチャレンジしてみた

 

また撮影するカメラも当初はWebカメラを使っていましたが、色々試行錯誤しつつ、途中から一眼レフカメラを使えるようになり自画像のクオリティが格段にあがりました。100人いてもおそらく1,2を争うクオリティだと思います。カメラマンとして体得した経験を元にライティングもかなり凝っているので、初心者が今からはじめたとしても、ここまで追いつくにはかなり時間がかかると思われます。

 

キヤノンの一眼レフデジタルカメラをMacのソフト「Camera Live」と「Cam Twist」でウェブカメラに変身させる方法!解像度の変更も可能!

Canon製デジタルカメラをMacのWebカメラとして使えるサービス「EOS Webcam Utility」がリリースされました!実はZoomアプリでもEOS6Dでも使える!

 

家事・料理のスキルが格段に上がった

一人暮らしが長くほとんど自炊していたため、料理は得意な方ですが結婚してからはたまにお好み焼きやたこ焼き、パスタなどを作るだけでほぼ妻が料理を作ってくれていました。

しかしながら学校が休校になったため常に娘二人が家にいることになり3食誰かが作らなければなりません。昼食は学校があれば給食が出るのでノータッチで済んでいたのですが自宅にいるとなると何かしら作らなければなりません。

妻の職場は緊急事態宣言後も日常生活で必要なものの販売のため通常営業となり、今まで通り出勤することに。一方、ワタクシは店舗が休業して家にいることになったので妻が仕事の時は代わりに家事をすることになりました。

洗濯は今まで通り妻が出勤前にしてくれましたが、掃除と昼ごはんなどはワタクシが担当することに。凝った料理はしませんでしたが、パスタやうどん、親子丼、炒飯、サンドイッチ、ホットサンド、お好み焼き、カレーetc…いわゆるB級グルメを色々作りました。

どれも口の肥えた娘たちにも好評で我ながらかなり美味しく作れて大満足。特に情熱大陸に出演していた女性シェフがYoutubeで作り方を教えてくれたカレーはめちゃくちゃ美味しく感動するレベル。娘のお友達が来たときもご馳走しましたがとっても好評で3回ほどリピートしました。

情熱大陸のカレー料理人「齋藤絵理」が教える簡単絶品カレーが本当に美味しくて感動します!

 

あとはお好み焼きは超絶美味しく作れます。関西人ということもありますが、美味しく作るポイントを完璧に抑えているのでこちらも感動する旨さ。コロナが落ち着いたら、どこかのお家でお好み焼きパーティーしたいと考えています。焼くのが結構たいへんなので数名規模で…。

 

今まではたまに作るだけでしたし、横に妻がいたので調味料の場所とか調理道具の場所などは都度聞きながら作っていたのですが今回はそういう訳にはいかないため置き場所にも詳しくなり、スキルが上がりました。何事も真剣にやらないと上達しませんね…。

あと娘たちの料理のスキルも格段に上がりました。よく手伝ってくれるようになり、妻もかなりラクになったのではないかと思われます。もちろん、まだ自分でやった方が早いな…と思うこともありますが、そのうち全部作ってくれるようになるような気がします。

 

子どもたちと触れ合える時間がとてつもなく増えた

学校が休校になり毎日自宅にいるため子どもたちと触れ合う時間が一気に増えました。といっても3月と4月中旬まではワタクシは仕事があったため普段よりやや多いという感じでしたが、休業になった4月半ばからはとてつもなく一緒にいる時間が増えました。おそらく一生、こんなことはないと思いますのでとても貴重な体験になりました。

中1と小4というまだ可愛い年齢だったというのもラッキーだったと思います。長女はさすがに最近はお風呂には一緒に入らなくなりましたが、次女はまだ一緒に入っています。毎日のように風呂に入れるのは幸せこの上なし。テレワークなら可能かもしれませんが、貴重な経験をすることができました。

学校の宿題は丸投げのため「わからない〜」と駄々をこねる場面も幾度となくあり、限界を感じたこともありましたがなんとかやり過ごすことができてほっと一安心。6月から学校へ行きだした次女が「学校の授業がわかりやすい!」というのでさすが先生!と思っていましたが、よくよく聞いてみると家で学習したことを改めて学校で説明してくれるのでよくわかるとのこと。「それが予習というものだよ。事前に勉強しておくとよくわかるでしょ。これからも予習と復習はしっかりね」と教えておきました(笑)

兎にも角にも、たいへんではありましたがこれだけの時間、子どもたちと一緒に過ごせたことは一生の思い出になります。ある意味、新コロちゃんに感謝。

 

娘たちがタッチタイピングを習得した

学校が休みになり、その分時間ができて娘たちにブラインドタッチを教えました。次女は特に夢中になりあっという間に習得。はじめてから1週間でほぼタッチタイピングできるようになり、2週間後にはA判定を取れるようにまで上達しました。これで一生、タイピングで困ることはないと思います。

これからのリモートワーク時代はブラインドタッチができないと生き残れないので一日も早く身につけよう!すぐに習得できる方法を伝授します!

新たなビジネスに気づいた

外出自粛になったことにより外で人に会えないという制約ができたことにより新たなビジネスが生まれるということに気づきました。例えば今までは人に何かを教えたり伝えたりするのは自分が住んでいる周辺の人たちだけに限られていましたが、Zoomなどのオンラインミーティングのツールが格段に良くなったこともあり距離の概念が無くなりました。

東京であろうが、茨城であろうが、はたまたハワイやマレーシアなど世界中どこにいてもオンラインで繋がりレクチャーできます。もちろん、実際に会わないと成立しないビジネスもありますが、制約条件が発生したことにより今までの固定概念が外され世界が広がりました。

カメラマンの仕事は実際に会わないとなかなか難しいと思いますが、ソーシャルディスタンスを確保しつつ撮影するという方法もプロカメラマンの稲垣師匠のマネをして確立できましたので特に問題はないと思います。

レフ板を固定するフレキシブルアーム&クリップが超便利!


 

またカメラの使い方やブログの使い方を教えるというのはオンラインでできることがわかりました。撮影するカメラを複数駆使する必要はありますがリアルで会わなくても可能ということが実践してわかりました。

現状、複業禁止なのですがまもなく解禁になりそうな予感がしますので、そうなったら、本格的に活動をするつもり。いやはや楽しみで仕方がありません。

 

Zoomで大勢の人に出会えた

4月下旬から美崎栄一郎さんが主催する「空の塾」というオンラインサロンに参加しました。ほかのオンラインサロンのように月額課金ではなく入会金1万円のみというなんともありがたい価格設定でもう完全に価格以上の価値をいただきました。

毎晩21時から様々なテーマで話をし、毎回15〜20人ぐらいの方が参加されています。美崎栄一郎さんが全国各地にネットワークがあるため参加者も日本各地に在住しておりとても面白く、興味深い会となっています。


おかげさまで外出自粛期間中にも関わらず毎日大勢の人と話すことができ、有意義で楽しい時間を過ごすことができました。今の楽しみはこのメンバーとオフ会でお会いすること。実際に会ったらおそらく解像度が高くて感動するような気がします(笑)

その他、今まで東京開催でなかなか参加できなかった講演会やセミナーがオンライン開催になったことで気軽に参加できるようになり、こちらもとても勉強になりました。特にサイボウズのオンラインセミナーはテレワークのノウハウなど先駆けの企業としての経験を余すところなく伝えてくれておりとても参考になりました。アーカイブを残してくれているのでまた見直すつもり。

もし、Zoomなどのオンラインツールがなかったら、また違った生活になっていたような気がします。もちろん暇だからといってボーッと生きるタイプではないので映画を観たり、本を読んだり、他のことをしていたとは思いますが、人と会って話をするということはとても大切だと改めて実感しました。

このタイミングでオンラインサロンを主催してくれた美崎栄一郎さんには心より感謝申しあげます!

 

ますます元気になった

休業中は午前中は子供の面倒を見て昼ごはんを作っていましたが午後2時からは公園に遊びに行ってくれるため自由時間となり、その間に色々なことができました。公園を散歩してマインドフルネスをすることもあれば、ゴルフの練習に行ったり、はたまた映画を観たり。

今の仕事はありがたいことにストレスは少ないものの、接客業なのでやはり気を使うため神経が疲れることはあります。それがゼロになったので精神的ストレスもほぼゼロになりました。多少のストレスはあった方がいいとは言われていますが、やはりノンストレスはとても気分がよく平和に生きられます。ただし、ずっとこの生活はつまらないので適度なストレスは必要な気もしますってどないやねん(笑)

 

外出自粛期間中の振り返り よくなかったこと

少し太った

自粛太りしたという方が大勢おられますが、ワタクシも多少体重が増えました。毎日筋トレしているため大幅増にはなりませんでしたがベスト体重の62kgより2kg増えました。例年、春から夏に向けては体重が増え、夏から秋に痩せるというパターンなのである程度は想定の範囲内ではありますが、やや増加傾向なことは否めません。仕事が始まって歩数が増え、運動量が増えて食べる量を少しだけ減らしたら少しずつ以前の体重に戻りつつありますので特に問題はありませんが自粛太りした方は結構多いのではないでしょうか。


 

リアルに食事に行けなかった

そう頻繁に外食する方ではないのですが、気のあった友人やガールフレンドたちとご飯を食べながら色んな話をするのは本当に楽しくて幸せなひととき。新型コロナウイルスの影響により、それらがすべて先送りになりました。Zoomで話をするのとリアルで会うのとではやはり全く楽しさが違います。

ある程度感染者数が減少に転じた頃からは「新型コロナウイルスはただの風邪」という認識の人たちとはカフェでお茶したりし始めましたが、そうでない場合はやはり自分からは誘えず。緊急事態宣言が解除された6月に入ってからやっと復活しはじめました。

もし、ずっと誰とも食事に行けない状態が続くなら正直、人生の楽しみが減ってしまうなぁと。改めて今までの普通に暮らせる環境がありがたかったかを認識しました。

 

以上、緊急事態宣言による外出自粛はワタクシにとってはほぼ良いことばかりでありがたかったという結果になりました。ただし、会社の売上・利益は激減したので冬のボーナスがやばいような気がします…。その頃までには副業解禁になってボーナス分ぐらいは補填できるようになってるといいのですが。

ほな!おおきに!